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特検、金盛煥氏借名口座捜査を検察に

Posted March. 20, 2002 09:53,   

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「 李容湖(イ・ヨンホ)ゲート」の特別検事(特検)チームは19日、金大中大統領の次男、金弘業(キム・ホンオブ)アジア太平洋平和財団(亜太財団)副理事長が、昨年12月末、個人的に5億ウォンを作り、亜太財団の新築建物の工事代金の名目で施工会社であるH社に支払った事実を確認した。

特検チームはこの資金が金副理事長の高校とROTCの同期である金盛煥(キム・ソンファン)氏が管理していた10億ウォン台の借名口座から出た資金である可能性が高いとみて金の出所を把握することに力を入れている。

また、特検チームは、亜太財団側が70億余ウォンで工事の契約を結んだと明らかにしたことと違って、下請け額は付加税を入れても50億余ウォンと記載されていることを確認し、20億余ウォンの違いが生じた経緯を調べている。しかし、特検チームは、25日で捜査期間が終了するため、今週中に捜査を完了させ、事件を検察に渡すことにした。

これに対して亜太財団の関係者は「金副理事長が100万ウォンの小切手500枚を持ってきてH社に工事代金として支払った。しかしこの金の出所については知らない」と話している。一方、 H社の関係者は「もともと工事費は50億ウォンだったが、土木工事を行ううちに増額の要因が生じ、昨年4月20億ウォンを増額しただけだ」と主張した。

特検チームは、昨年11月初めに李守東(イ・スドン)前亜太財団常任理事と数回電話をしたことが明らかになった愼承男(シン・スンナム)前検察総長と金大雄(キム・デウン)光州高等検察庁長の通話明細の分析に力を入れているが、李守東容疑者が捜査機密を流出させた幹部について陳述を引き続き拒否しているため、事情聴取が困難になっている。

特検チームは25日、これまでの捜査結果を取りまとめた最終捜査結果報告書を大統領府に報告する方針だ。



吉鎭均 myzodan@donga.com · leon@donga.com