Go to contents

馬事会のリストラ 労組委員長が介入

Posted March. 21, 2002 09:40,   

한국어

競馬を運営している韓国馬事会の整理解雇に、当時の労組委員長が深く介入し、会長との間で整理解雇対象者の選定と人事問題についてまで相談していたことが明らかになった。

このことは、いわゆる「構造調整用殺生簿」を本誌に公開した前会長の秘書、金炯娥(キム・ヒョンア、32)氏の証言を通じて明るみになった。当時の呉榮祐(オ・ヨンウ)馬事会会長も「労組委員長に整理対象と基準について相談した」と、これを認めた。

金氏は「当時、申日洙(シン・イルス、42)労組委員長が秘書室の李恩鎬(イ・ウンホ、43)課長と秘書室で10回以上も整理対象者の選定問題について相談し、人事の発令問題についても話し合っていたのを目撃した」と次のように述べた。

「98年4月に就任した呉会長と秘書室長が職員のことをよく知らなかったので、主に李課長が人事部署から得た資料と主観的な評価を込めて、文書を作成した。ほかの役員もこの文書を見て話し合った。申委員長は解雇者が起した不当解雇救済再審判定の取り消し訴訟で、会社側の証人としても出廷し、虚偽の書類を提出した」。

去年12月5日の憲法裁判所の決定によると、申氏は解雇対象者の選定基準をめぐり使用者と労組間で合意が得られていなかったにもかかわらず、京畿地方労働委員会に会社側と合意したように偽証したことが確認された。馬事会の関係者は「申氏は当時、委員長に再選されるために組合員の好感を得なければならなかったため、会社側が非労組員の1、2級幹部を大量解雇することを黙認することに合意した可能性が高い」と述べた。

これらについて申氏は「私が直接対象者を選定したわけではない。しかし3級以下の組合員を保護しなければならないと思い、1、2級に対しては相対的におろそかにしたところがあった」と述べた。文書の作成者と推定される当時の李恩秘書室課長は、20日休暇を取って姿を消し、携帯電話でも連絡が取れなかった。



李勳 dreamland@donga.com · sys1201@donga.com