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米大リーグ 今年はどうなる伝説や記録

Posted March. 23, 2002 09:55,   

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▲記録、また記録〓今年で127年目を迎える大リーグに新たな道標を作る主人公は「制球力の天才」 グレグ・マダックス(アトランタ・ブレーブス)とスラッガー、セミー・ソーサ(シカゴ・カブス)の2人だ。マダックズは88年から去年まで14シーズン連続15勝以上を達成した。今年も15勝以上を達成すると伝説の投手、サイヤングが保有している15シーズン連続15勝(1891〜1905)とタイとなる。また98年から50本以上の本塁打を記録しているソーサは、史上初の5年連続50本塁打に挑戦する。大リーグで4回、1シーズン50本塁打を打った選手はソーサを含め、マーク・マッグアイアー(セントルイス・カージナルス)とベーブ・ルース(ニューヨーク・ヤンキース)の3人だけ。

▲この選手に注目〓金炳賢(キム・ビョンヒョン)は国内外を問わず注目を浴びている投手。去年のワールドシリーズ第5戦と第6戦で、同じように9回2アウトのあと2点本塁打を許した衝撃から脱皮できるか。事実、彼は「潜水艦」投手にしては本塁打を許す比率がそれほど高くない。去年98イニングで10本の本塁打を許しただけだ。しかし、彼の心に刻まれた恐怖心がいつ頭をもたげるか、それは予測できない。

去年、0.350(692打数242安打)の打率に56盗塁で、首位打者と盗塁王に選ばれ、ア・リーグの最優秀選手(MVP)と新人王のタイトルを同時に獲得した日本のイチロー選手が「2年目のジンクス」をどう克服するかも見所だ。

アリゾナの「ゴールデン・コンビ」カート・シリングとランディ・ジョンソンのピッチングを一日おきで見守ることも楽しみ。今年で38歳になったバリー・ボンズが去年のように「魔法のバット」を振るえるか、ジェイソン・ジアムビを迎え入れたヤンキースが再び首位を奪還するかも関心事だ。

▲帰ってきた英雄たち〓2001年シーズンは、負傷をするスター選手が異例に多かった。ハンク・アロンの最多本塁打記録(755)を更新する唯一の選手として評価されるケン・グリピー・ジュニア(レッツ)はももの負場で51試合に欠場。ボストン投打の中核、マルチネスとガルシアパラはそれぞれ肩と手首の負場でシーズン途中に球場から離れ、シカゴ・ホワイトソックスのスラッガー、フランク・トーマスとLAドジャースのケビン・ブラウンもけがで実力を発揮できなかった。彼らがすべて復帰する今季はそれこそ見事なプレーが繰り広げられることを期待したい。



金相洙 ssoo@donga.com