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プレーヤーズ選手権 無名のパークス優勝

プレーヤーズ選手権 無名のパークス優勝

Posted March. 26, 2002 10:16,   

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「こんなに嬉しいことはない」。

先週の世界ランキング203位、昨年の米プロゴルフツアー賞金ランキング113位。彼の経歴を見れば、「第5のメジャー」と呼ばれるプレーヤーズ選手権とは全く無縁だと思うだろう。

しかし「出場そのものが栄光」だったクレイグ・パークス(35、ニュージーランド)が、「ゴルフの王」タイガー・ウッズ(米国)の言葉を借りていうならば「信じられない」優勝の主人公となった。

25日、フロリダ州ポンテベドラのソーグラスTPCスタジアムコース(パー72)で行われた第4ラウンド。前日単独2位だったパークスは、イーブンパーで最終合計8アンダーで、2位のスティーブン・エイムス(米国)に2打差をつけて優勝した。

パークスの優勝で、今年のツアーはシーズン初めに行われた13の大会で、優勝経験のないチャンピオンを7人も輩出するという「無名旋風」をそのまま引き継いだ形となった。

元卓球選手パークスの優勝は、普通の優勝ではなかった。まず2000年に全米ツアーに進出して以来3シーズン目での初勝利。今年で29回目のこの大会で優勝経験が一度もない選手が優勝したのは彼が初めてだ。

また自宅のテレビで見るつもりだった今年のマスターズの出場権を手にした他、今後5年間のツアーの出場権を確保した。しかも106万ドルもの優勝賞金を獲得して、シーズン賞金134万7614ドルをマーク、賞金ランキング50位から2位に浮上した。パークスが今回稼いだ賞金は彼のツアー通算賞金82万2653ドルより多かった。

パークスの「突然の優勝」には幸運も伴った。16番ホール(パー5)で旗まで6.3mを残してラフから放ったサードショットがカップに入ってイーグルをとったのに続き、アイランドグリーンの17番ホール(パー3)では8.4mのバーディーパットを成功させた。

18番ホール(パー4)では3オンにも失敗し危機を迎えたが、グリーンエッジから放った8.7mのチップショットをカップに落として最後を飾った。

昨年のチャンピオン、ウッズからクリスタルトロフィーを受け取ったパークスは「この大会に出場できただけでも誇らしかったのに、本当に信じられないことが起きた。あのチップショットは10万回以上練習した結果」と興奮した。

大会史上初の2連覇を狙っていたウッズは、2オーバーと振るわなかった。合計1アンダーで14位タイに終わった。

米プロゴルフツアーが150人を招待して行うこの大会に韓国選手として初めて出場した崔京周(チェ・ギョンジュ、スペリア)は、合計2オーバーで前日48位から28位までランクを上げる頑張りを見せた。デイビット・デュバル、フィル・ミケルソン(以上米国)らそうそうたるスターたちと同打となった崔は、シーズン初めの3回予選落ちの不振から抜け出し、再跳躍の足がかりを作った。



金鍾錫 kjs0123@donga.com