「迷惑メールの遮断市場をつかめ」
大量に送りつけられる広告性電子メールである迷惑メール(スパムメール)が社会問題に広がり、迷惑メールを入り口で防ぐソフトが急浮上している。迷惑メールによる被害は、今年に入り、企業、公共機関、一般人など、各分野に早いスピードで広がり、迷惑メール遮断システムの導入を急ぐ企業が増えている。
関連業界によると、国内の迷惑メール遮断市場では、10種前後の製品が競争を繰り広げており、市場規模も今年は200億ウォン台になると展望される。ソフトとセキュリティー専門メーカーであるジランジギョソフトの吳治泳(オ・チヨン)社長は「迷惑メールの遮断産業は、近い将来、ウィルスワクチンや防火壁など、セキュリティー産業に匹敵する水準で成長するだろう」と語った。
ジランジギョソフトは、電子メールサーバーを持っている企業や公共機関をめどに「スパムスナイパー」を市場に公開した。仮想の電子メール住所をえさに使用、迷惑メールを選び出し、迷惑メールの経路まで追跡する製品で、近い将来オンライン応用プログラム賃貸(ASP)サービスとしてお目見えする計画だ。
プラス技術は、今年初め、企業向け電子メール遮断道具である「メールシールド」を市場に公開、公共機関や一般企業市場を活発に攻略している。学校、インターネットサービスメーカー、金融機関など顧客の注文が増え、上半期中20社以上の顧客を確保するだろうと期待している。
ウェッブメール専門メーカーのスリーアールソフトは、ウェッブメールサーバーに設置して各種の迷惑メールを選び出すシステムを来月市販する。同製品は、企業やインターネットメーカーがすでに保有している多様なウェッブメールサーバーに簡単に設置できるよう互換性を高めた。
この他にワウフリーコミュニケーション、韓国トレンドマイクロ、アイドルピアなども関連システムの開発を終え、市場争いに加わりつつある。
金泰韓 freewill@donga.com · 金昌源 changkim@donga.com