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「グランドスラム」三つどもえの争い LPGAナビスコ選手権

「グランドスラム」三つどもえの争い LPGAナビスコ選手権

Posted March. 28, 2002 10:59,   

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「3人3色」

米女子プロゴルフツアーのメジャー今季第1戦、ナビスコ選手権はユニークな伝統が一つある。優勝者が最終日、18番ホールグリーンのそばにある「湖の女性たち」という池に飛びこむ。このようなユニークな儀式は1988年、名誉の殿堂の会員、エイミ・アルコートが2回目の優勝を決めた後、ダイビングで優勝を自ら祝ったことから始まった。それ以降、優勝者は回りの羨望のまなざしを浴びて「チャンピオンの池」に快く体を投げてきた。

29日開幕する今大会では誰が栄光の主人公になるのか。出場選手なら誰でも体中がびっしょり濡れになっても、水の中で一度おぼれてみたいと夢見ている中、「グランドスラマー候補」3人は優勝への意志を一層燃やしている。彼女らは、優勝すればグランドスラムも同時に達成できる朴セリ(25、三星電子)、L.デービース(39、英国)、M.マロン(39、米国)である。

98年LPGAチャンピオンシップとUS女子オープンで優勝した朴は、去年のブリティッシュ女子オープンに続きメジャー2連勝を挙げると、最年少グランドスラムの大記録を打ち立てる。大会開幕の前から、スポットライトが朴に集中していたのは事実だが、40才を間近にしているデービースとマロンも、内心優勝に向けた最後の勝負に出るとの決意だ。

長打者のデービースは、96年までに三つのメジャータイトルを獲得した後、去年までこの大会に5回に挑んだが、優勝とは縁がなかった。米ツアーで通算20勝を挙げたにもかかわらず、この大会には、16回も出場して94年の2位が最高成績だった彼女は、今回優勝すれば、名誉の殿堂に名前を載せることができるため、さらに意欲にあふれている。

デービースと同じ年のマロンも2000年当時、メジャー大会だったデュモリエクラシックで優勝し、グランドスラム達成のためには、今大会の優勝トロフィーだけを残している。

デービースとマロンは、全盛期は過ぎたという評価の中でも、前哨戦といえる先週のウェルチスサークルKチャンピオンシップで、それぞれ7位タイと12位タイとなり、コンディションの調節を終えた。

27日発表された予選ラウンドの組み合わせをみると、朴セリがやや有利である。米ツアーで親しい間柄で有名なL.ケーン(カナダ)、N.スクラントン(米)と1、2ラウンドを同じ組で回り、神経戦なしで試合だけに専念できる。デービースは大会2連覇を狙う最強のA.ソレンスタム(スウェーデン)、R.ジョーンズ(米)と同じ組となり、負担な序盤の勝負が予想される。マロンは朴ヒジョン、カトリオナ、マシュー(英)と1、2ラウンドを回る。

今大会で優勝できなければ、また来年を待たなければならない。一年にたった一度しかない機会を、彼女ら3人のうち誰がつかむのか。



金鍾錫 kjs0123@donga.com