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盧候補中心に政界再編論 ハンナラ党は反発

盧候補中心に政界再編論 ハンナラ党は反発

Posted March. 28, 2002 10:58,   

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与党民主党の盧武鉉(ノ・ムヒョン)候補が27日、民主勢力を中心にした政界再編論を公けに主張したことをうけ、李仁済(イ・インジェ)候補がこれを理念的な側面で批判するなど、政界再編をめぐる論争が路線闘争の様相へと広がっている。

また、野党民国党の金潤煥(キム・ユンファン)代表は、「嶺南(ヨンナム)候補」の単一化を主張し、野党ハンナラ党は、盧候補の政界再編論を「野党破壊工作」として候補辞退を要求したことから、政界再編論争が政界全体に広がっている。

盧候補は同日、KBS昌原総局・馬山MBC共同主催のテレビ討論会に出演し、「民主党は、民主勢力をまとめて拡大再編して、年末の大統領選挙を行なわなければならない。これは予備選挙候補としての所信であり、公約として国民に訴え、支持が得られれば公式に政界再編を進める予定だ」と述べた。

これをうけ、李仁済候補は27日、ソウル汝矣島の党本部で行なわれた記者会見で、予備選挙にひき続き参加する意思を表明した後「わが党は、穏健進歩勢力と健康な保守勢力を広範囲に包容して党の左傾化を防ぎつつ、中道改革路線をさらに強化しなければならず、これに向けて身をささげる」と述べた。

なかでも「ある予備選挙候補は候補になっても、既得権をあきらめて政界再編を推進するという常識外の主張をするなど、予備選挙の過程に外部の力が作用するような状況が次から次へと展開された」と、盧候補を批判した。

一方、民国党の金潤煥代表は27日、記者団と会った席で「民主党の盧武鉉候補の浮上によって、 嶺南地域で嶺南 候補の単一化を求める声が高まっている」とし「民主党候補だけでは政権継続は難しいため、民主化勢力と改革勢力の統合、そして地域統合を通じて力を結集しなければならない」と、政界再編の必要性を強調した。さらに「ハンナラ党内でも政界再編に賛同する者がいるだろう」とつけ加えた。

野党自民連の鄭鎭碩(チョン・ジンソク)スポークスマンは論評の中で「盧候補の政界再編の発言をみると、盧候補は反議会的かつ反民主的な急進改革論者だ」と非難した。



宋寅壽 issong@donga.com · 尹永燦 yyc11@donga.com