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行ってみよう 芳荑洞の新しい「食べ物横丁」

行ってみよう 芳荑洞の新しい「食べ物横丁」

Posted March. 29, 2002 11:01,   

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芳荑洞(バンイドン)は、ソウル松坡区(ソンパグ)オリンピック公園の南2門から、カラク市場方面に道を渡ったところから始まる、新しくできた食べ物横丁だ。それぞれの店が、珍しい食材と変った調理法を取入れた「ベンチャーメニュー」を披露している。よくよく調べてみると「健康食」ともつながりがある。

香港風中華料理の名で売り出している「ミスターチャウ」は、アヒルを使った「ローストダック」を得意としている。首を切らずに、内臓だけを取り除いたアヒルに陳皮(ジンピ、乾かしたみかんの皮)、甘草、ローリエなど13種のスパイスを混ぜたソースを入れ、糸を通した針で縫い合せた後、アヒルの体全体に酢を万遍なく塗る。このアヒルを、再び12時間かけて湯水に入れては冷ますことを繰り返す。脂っこくなく、甘い後味が良いのが特徴。香港出身のベテラン料理人たちが直接調理する、海産物と麺の野菜炒め、ワンタンスープ、香港風酢豚なども人気メニュー。

ヨーロッパ風メキシカンフードというコンセプトのファミリーレストラン「パパジョーズ(Papa Joe’s)」もオープン。ソル・ミンジャ本部長は「アメリカナイズしたメキシカンフードに比べ、さっぱりした味で、食材そのものを味を生かすのがヨーロッパスタイル」だと説明した。牛肉、鶏のささみ、串に刺したベーコンなどを一緒に束ねて、360度回転させながら焼いて食べる「サンタフェ」料理をはじめ、玉ねぎ、ほうれん草、チキンをハーブクリームソースで和えて焼いた「チキンポテート」なども、食欲をそそるメニュー。1階で作ったカクテルを、全面ガラス張りのカクテル専用エレベーターで、7階まで運んでくれるのも、このレストランのみどころ。

パスタ専門店の「パスタビストロ」では、ソチョ区ヤンジェ洞の、花卉団地から取り寄せた各種鉢植えで飾られ「うっそうとした」雰囲気が演出されている。海産物、ラー油などで和えた「上海パスタ」は、韓国料理と中華料理をうまくミックスさせたもので、明太子とキムチ、キノコ、じゃがいもで作った「明太子キムチスパゲッティー」は、ぴりっとした辛みが効いている。

牛カルビ専門店の「ウリカンサン」は、カルビの調理法が独特。4人前で19万ウォンする「特上王生カルビー」を注文すると、1等級韓牛の最上級とされる胸肉から脂肪を全部取り除いた肉を提供してくれる。

2人前くらいはユッケ(味付けした生肉)で出され、4人前は焼いて食べる。1日前に予約が必要で、和食レストランのように、客の目の前で料理人が直接肉を切ってくれる。

オリンピック選手村アパートに通じる路地には、和食レストラン、あんこうの蒸し焼き(アグチム)専門店、刺し身専門店などが並んでおり「済州トゥッペギ」のように、一戸建ての家を改造した、韓定食の店もところどころ目につく。

「アグナラ」では、自然栽培したもやしと高菜のキムチなどが食欲をそそり「オジョン」は、かなりの日本人常連を確保しているほど有名な店。食後にコーヒーを飲むのに良さそうなカフェ「ツァール(Czar)」は、1階と2階の間の天井を吹き抜けにして視野が開けた感じのインテリアにしており、ヤシの木と蘭を随所に配して、まるで映画スタジオのような雰囲気を出している。



cij1999@donga.com