28日は国際サッカー連盟(FIFA)が定めた公式「Aマッチ・デー」。同日、世界中で、計54カ国が27の試合を行い、サッカー2002年ワールドカップ本大会への出場が決まっている32カ国のうち26カ国もそれぞれ親善試合を行った。特に注目を浴びた試合はブラジルとユーゴスラビアの試合で、関心の焦点はブラジルの「新しいサッカー皇帝」ロナウドに当てられた。
けがを克服して復帰したロナウドは、同日、フォルタレザ(ブラジル)で行われたユーゴスラビアとのAマッチに、2年5ヵ月ぶりにブラジル代表チームのユニーホームを着て先発出場した。ロナウドは45分間プレーして後半にルイジアンと交代したが、前半を通じて特有の突破力でユーゴスラビアの守備を脅し、ヒール・パス、中距離シュートなどを駆使しながら何回もチャンスを作り出すなど、全盛期の器量を発揮した。試合は、後半25分にルイジアンがヘッディングゴールを決めたブラジルが1対0で快勝。試合後ロナウドは「最終目標はワールドカップ」と述べ、2002ワールドカップへの出場意志を示した。
同日、FIFAランキングトップのフランスは、トレゼゲの2得点とジダン、アンリらスター選手がそれぞれゴールを決め、スコットランドに5対0で圧勝する威力を見せた。また「優勝候補」同士の「ビック・マッチ」ではイタリアがイングランドを2対1でくだした。
やはり優勝候補として注目されるアルゼンチンは、カメルーンと譲らない試合を展開して2対2で引き分け、本大会出場を逃したオランダは、本大会出場国スペインを1対0でくだした。
朱性元 swon@donga.com