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[社説]修学能力試験 難易度調整の失敗は許されない

[社説]修学能力試験 難易度調整の失敗は許されない

Posted March. 29, 2002 11:00,   

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今年こそ大学修学能力試験の難易度調整に失敗することが繰り返されてはならない。2年前には、試験があまりにも簡単に出題されたのに対して、昨年は急に難しく出題され、大学入試全般に大きな混乱を引き起こした。国が施行する重要な試験がこのように方向を失って安定性を欠くことは、あってはならないことだ。受験生にとって自分の将来と直結しているうえ、現実的に一線の学校の教育内容に大きな影響を及ぼす試験がまさに修学能力試験なのだ。

一昨日、今年の修学能力試験の施行計画が発表されたものの、今年の試験の難易度がどの程度なのかは、依然として五里霧中のままだ。ただ、出題を担当している韓国教育課程評価院が「昨年の修学能力試験で、言語と数理領域は難易度調整に失敗した」と明らかにしたことで、昨年よりも簡単になると推測されているだけである。

今年の修学能力試験は、このような原則をもとに出題し、学力に伴う判断力を持つように難易度調整に最善を尽くさなければならない。これまで教育当局が修学能力試験を運営しながら蓄積してきたノーハウを活かしたならば、難易度調整ができない理由はない。もし今年も失敗すれば、厳重な責任追及が行なわれなければならないだろう。