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ネットで米国株を注文 韓米の金融社がシステム稼働へ

ネットで米国株を注文 韓米の金融社がシステム稼働へ

Posted March. 30, 2002 09:32,   

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国内個人投資家らも30日からホームトレーディングシステム(HTS)を利用して、米国株やミューチュアル・ファンド(会社型投資信託)を自宅で取引できるようになる。

同システムの導入で、これまで制限されていた国内投資家の米国株への投資がリアルタイムで可能になるばかりか、為替取引の規定を犯しながら行ってきた不法投資が法律の枠組み内に取り込まれたことで、「グローバル投資時代」が開かれるようになった。また、欧州や東南アジア市場の株式に対する直接投資も今後可能になるものとみられる。

リーディング投資証券の朴大革(パク・デヒョク)社長、証券預託院の盧勳健(ノ・フンゴン)社長は28日、ニューヨークでマイダス・トレード証券のブレッド・イコンウェイラー会長、ニューヨーク銀行のケネス・ロピアン首席副社長と業務調印式を行い、米国株のリアルタイム取引システムを稼動させることにした。

ホームトレーディングを利用して、国内で取引注文が可能な米国株は△ニューヨーク証券取引所(NYSEやナスダック)△米国第二の取引所であるアメリカン証券取引所(AMEX)△時間外取引の上場や登録株だ。韓国企業が米国で発行した株式、預託証書(DR)も取引することができる。

国内投資家はリーディング証券に口座を設けた後、専用のソフトウェアをコンピュータにダウンロードし、米国の取引時間(通常の取引はニューヨーク時間で午前9時半から午後4時まで、韓国時間で午後11時半から翌日午前6時まで)に取引すればよい。リーディング証券以外にも国内の他の証券会社も米国株の取引システムを準備している。

米国株を買い入れると、顧客口座のウォン貨がドルに両替されて送金され、株はニューヨーク銀行に保管される。この際、送金手数料はリーディング証券が負担する。株を売ると4日後に韓国内の口座に代金が振り込まれ、顧客は口座にウォンもしくはドルで保有することができる。両替の際には優遇為替レートが適用される。顧客の注文による株の取引は、マイダス・トレード証券が代行する。配当金、有償増資請約などは証券預託院が代行する。

自宅でインターネットを活用して、国内株を取引するのと同じように米国株を買い入れた後すぐに売り出したり、何度も売り買いできるデー・トレーディングも可能だ。

朴社長は、「米国と韓国市場の同調化現象が深まり、米国株への投資を希望する投資者が増えているなか、合法かつ合理的な投資手段ができて、幸いだ」とし、「米国市場の事情に疎い個人投資家のために、市場分析資料とリアルタイムのニュースも提供する予定」だと述べた。

盧社長は、「需要予測を調べた結果、サービス初期に米国株への投資口座が約1万8000個開設されるものと見込まれ、デー・トレーディングも活性化する見通し」だという。



konihong@donga.com