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統一部長官、「8月に韓半島の危機到来も」

統一部長官、「8月に韓半島の危機到来も」

Posted March. 30, 2002 09:31,   

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丁世鉉(チョン・セヒョン)統一部長官は29日、「米国内では今年8月から北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に対する核査察を実施すべきだとの声が出ている反面、北朝鮮は2005年から査察をしてもいいという立場」だとし、「この問題が国際的争点になり、韓半島の危機が8月から始まるかも知れない」との述べた。

政府高官が「韓半島の8月危機説」を直接言及したのは今回が初めて。

丁長官はソウル中区獎忠洞(チュング・ジャンチュンドン)にある自由センターで開かれた自由フォーラムの朝食を兼ねた講演会で「4月3日に北朝鮮を訪問する林東源(イム・ドンウォン)対北朝鮮特使は、金正日(キム・ジョンイル)総書記に会い、昨年9月11日の米同時多発テロ事件以降、変化している国際情勢について説明し、対米関係改善の糸口を探るべきだという旨を伝えるだろう」と述べた。

丁長官は「これまで、北朝鮮側の実務者らにこうした話を伝えてきたが、北朝鮮体制の特性上、上部にまで話が届かなかったようだ。今回、金総書記に直接説明し、上から下へ下りていくようにしたい」と加えた。丁長官は、金剛山(クムガンサン)観光事業の代価として北朝鮮側に渡された金が軍事転用されたとの疑惑については「米議会報告書は巷間に飛び交う説をまとめたもので、在韓米軍も正式否定している」とし、「工場設備などの北朝鮮への輸入量が増加しているのをみれば、観光事業の代価が経済開発に使われているものと思われる」と語った。



成東基 esprit@donga.com