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米国、韓国に輸入車関税の撤廃要求へ

Posted April. 04, 2002 09:38,   

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米通商代表部(USTR)が2日(現地時間)、議会に提出した「各国の貿易障壁に関する年次報告書(NTE2001年)」の中で、韓国との自動車貿易の不均衡を改善するため、関税を撤廃するよう韓国側に求めている。これによって今年、自動車関税をめぐる韓米間の貿易摩擦が生じる可能性が高くなった。

米通商代表部は、この報告書で韓国について、2001年の韓国市場での輸入自動車の割合は0.7%に過ぎない。このため△現在の8%関税の撤廃△特別消費税など税制の単純化△標準と認証に関する懸案の解決△輸入に否定的な社会の空気と消費者認識の改善努力などが必要だと指摘した。

これを受けて韓国の外交通商部は、米国も輸入自動車に2.5%の関税を課していることから、報告書の関税撤廃は、米国並みに関税水準を引き下げることを求めるものと解釈できるとみている。この貿易障壁に関する報告書は、韓国の輸入車関税率を2.5%に引き下げると、輸入自動車のシェアが5年内に12%にまで上昇するという見通しを示している。

同報告書はまた、医薬品に対する保険給与の基準が不透明であるため、医療機関が海外の医薬品を処方するのを避けるようになり、これが海外医薬品の韓国市場への進出を制限する原因になっていると主張した。

また、韓国経済と貿易障壁に対しては、改革と構造調整を通じてより開放的な経済構造に変わっており、政府、銀行、企業間のゆ着関係や企業の過剰債務も改善されていると評価した。

韓国の外交通商部は、今回の報告書に対する関連機関の意見をまとめて、4月中旬、米通商代表部に韓国側の考えかたを伝え、22、23の両日、ワシントンで開かれる韓米通商懸案に関する会議の場でこの問題について協議する予定である。



韓起興 eligius@donga.com · 具滋龍 bonhong@donga.com