Go to contents

「リットルマラドーナ」のチェ・ソングク 韓日大学戦

「リットルマラドーナ」のチェ・ソングク 韓日大学戦

Posted April. 08, 2002 09:36,   

한국어

19才の若い年でサッカーのワールドカップ(W杯)代表チームに抜てきされたチェ・ソングク(高麗大)のニックネームは「リットルマラドーナ」。1m70センチの小柄なのに、DF2—3人を容易に振り切るドリブルが「サッカー神童」マラドーナにそっくりだとして付けられた。

7日、東京の国立競技場で行われた「2002W杯韓日共同開催記念デンソーカップ2002韓日大学選抜チーム親善サッカー大会」(東亜日報と朝日新聞共同主催)でチェ・ソングクはニックネームにふさわしいプレーで観衆に感動を与えた。

韓国チームは前半中盤まで日本に一方的に攻め込まれた。14分阿部吉朗に先制ゴールを許した韓国チームは24分、またも阿部吉朗にヘディングシュートを許して試合の主導権を完全に奪われた。

しかし、韓国チームにはチェ・ソングクがいた。前半27分、日本の一時守備を崩す感覚的なパスでペナルティキックを誘導したチェ・ソングクの絶妙なプレーでペナルティキックを得た韓国は、チョン・キョンホ(蔚山大)が落ち着いたプレーで成功させ、試合を原点に戻した。

チェ・ソングクのプレーは、石田に追加ゴールを許して1—2でリードされていた後半11分、再び光を放った。アーク正面からDF3人を振り切った後、GKが前に出てくるのを見て、左足で軽く押して同点ゴールを決めた。チェ・ソングクは一番目のDFをもみ合いで振り切った後、二番目のDFは柔軟性を利用したごまかすジェスチュアで、三番目のDFは、走っていたスピードで軽く振りきった。

日本チームの吉見章監督は「チェ・ソングクが韓国のマラドーナという話を聞いていたが、聞いた通りスピード、ドリブル、ボールのコントロールが優れた選手だ。ボールがない時に空間を作り出す能力さえ付ければ、優秀な選手に成長すると思う」と評価した。

韓国は後半、電光板の時計が止まった後、阿部吉朗に決勝ゴールを許して2—3で負けた。韓国チームは2000年大会から、3年連続で破れ、2勝4敗となった。



buddy@donga.com · kisshim@donga.com