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「名前を隠せば責任も消えます」

Posted April. 09, 2002 09:22,   

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インターネット・コミュニティポータルサイトであるネティアンの田夏鎮(チョン・ハジン、44)代表。・・・同代表は、99年8月、コミュニティポータルサービスを始めて以来初めて「インターネット上の実名制」を実施した主人公だ。

当時までも、ネティアンの決定は「バカらしいこと」とされていた。

インターネットサイトの場合、会員数が即ち業者順位のように思われていて、1人が2〜3くらいの加工のIDを持って活動しても、これを黙認するのが有利だったからだ。

これまで、加工のIDの後に隠れて「無責任の自由」を感じていた一部ネチズンにとっても、インターネット上の実名制は「不便」として認識された。実名制を実施した初期は、一時的に会員数が減っていた。

しかし、当時378万人だった会員数がいまは621万人に増え、実名制に対する会員らの支持が大きいという事実が確認された。

ネティアンのある実務者は「実名制のせいか、他のポータルコミュニティより10代の比重が少なく、30代の割合が大きい」とし「掲示板で悪口やひぼうが登場するケースもはるかに少ない方」だと話している。

韓国情報通信産業協会の宋(ソン)ユンチョル部長は「当時は、ネティアンの決定こそこんにち急速に広がりつつある『インターネット清浄運動』の種になった」と回想した。

サイバースペースで参加者の「自由」を強調すべきか、「責任」を強調すべきかは、下手に結論付けられない論争対象だ。

これと関連し、宋部長は「スパムメールから深刻な水準に達したインターネット上の悪口とひぼう、はなはだしきはインターネット上の請負殺人に上るまで、社会問題化しているインターネット上の全ての問題が『とく名性』から始まっているという点を直視するならば、全代表が先頭に立って進めた実名制が正しいインターネット文化の確立に大きく寄与したということに気付くはず」だと述べた。

全代表は、インターネット上の実名制の重要性について次のように強調した。

「情報産業も一種のインフラです。自分の名前で行った行為に伴う補償をきちんと受け、責任も負う時、情報インフラも発展するのです。とく名性を否定することはできないが、その自由は正しく使える空間に限定されるべきです。みなが同じユニフォームを着た時、どこか我がままな行動に走りがちでしょう?それが人間の本性なのです」



劉潤鐘 gustav@donga.com