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与野党 国会でも候補めぐる攻防

Posted April. 11, 2002 09:06,   

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与野党は10日、国会本会議での政治・統一外交安保分野の対政府質問を通じて△野党ハンナラ党李会昌(イ・フェチャン)前総裁の「左派的政権」発言△与党民主党・盧武鉉(ノ・ムヒョン)候補のマスコミに関する認識△「李容湖(イ・ヨンホ)ゲート」をはじめとする各種の権力型不正事件などをめぐって、攻防戦を繰り広げた。

ハンナラ党の朴世煥(パク・セファン)議員は「金大中(キム・デジュン)大統領は、韓国戦争(1950〜1953)が武力による統一を図ったものだったという認識を示している。北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)が韓国側を侵略したことを、単なる統一を図ったものと受けとめる修正主義的歴史観を持った政権が、左派的政権でないというのか」という見方を強調した。

同議員は続いて「盧武鉉候補が『政権をとれば、主要新聞を国有化したい』、『東亜(トンア)日報を廃刊したい』とした発言をしたことから、その真偽をめぐった議論が繰り広げられている」とし盧候補の辞退を要求した。

しかし、民主党の李海瓚(イ・ヘチャン)議員は「ナチが労働者階級の急成長を恐れる中産階層の不安をせん動し、極右的国粋主義体制を築いたことのように、李会昌前総裁はこうしたナチズム的せん動戦術を真似している」と非難したうえで「李候補は静かに法曹界へ戻るように」と求めた。

また、ハンナラ党の尹斗煥(ユン・ドゥファン)議員は「体育宝くじ事業者である韓国タイガープルスがコスダック企業のA社とP社を買収する際、インサイダー取り引きを行い、事業者選定の過程に現政権の中核人物がかかわったとされるなどの問題を記録した文書が存在する」とし「ソウル地検がこれを捜査していたが中止したという疑惑がある」と追及した。

これについて宋正鎬(ソン・ジョンホ)法務部長官は「検察が、韓国タイガープルスへの内部捜査を行ったことはない」と回答した。

宋長官は、海外へ出国した安正男(アン・ジョンナム)元建設交通部長官の不正疑惑事件については「安元長官の正確な所在を把握中で、親戚などを通じて帰国するよう説得している」と説明した。



宋寅壽 issong@donga.com