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タイガー・ウッズ、マスターズ2連覇達成

タイガー・ウッズ、マスターズ2連覇達成

Posted April. 16, 2002 09:53,   

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「真のグランドスラムに向けて…」

「ゴルフの皇帝」タイガー・ウッズ(27・米)が66回のマスターズ・ゴルフ史上3番目の大会2連覇を達成し、史上初の「1シーズングランドスラム」に向けて力強いスタートを切った。

15日ジョージア州オーガスタ・ナショナルGC(パー72・7270ヤード)で行われた第66回大会の最終4ラウンド。

ウッズは一番ホールからボギーを叩いたレティーフ・グーセン(南ア)など、追い上げてくる選手にたった一度も逆転はもちろん、首位タイさえ許さず、最後のホールまで単独首位を守って優勝した。

優勝スコアは、出場選手のうち唯一二桁のアンダーである12アンダー、276打、優勝賞金は100万8000ドル。

今大会の直前まで、最終ラウンドで首位に立った24の大会で、22回も優勝を挙げた「逆転不許」のウッズの驚くべき集中力は、雨が止んで威力を取り戻したオーガスタGCの悪名高い「大理石グリーン」で遺憾なく真価を発揮した。

ウッズはすでに序盤に「チャンピオン組」で一騎打ちとなったグーセンを5打差で振り切り、追い上げの意志を削いだ。終盤には、一時2打差まで追い上げてきた V.シン(ピジ)とE.エルス(南ア)が打数を減らすべきパー5ホールの15番ホールと13番ホールで、かえってトリプルボギーをたたいて崩れてしまい、事実上勝負が決まった。

これで、ウッズは97年と去年を含めて通算3回の優勝となり、ジャック・二クラウス(6勝)アーノルド・パーマー(4勝)に続いて、歴代マスターズ多勝3位タイに並んだ。また二クラウスが持っていたマスターズ最年少3回優勝記録(26才5ヵ月)も一ヵ月早めて、歴代最低打優勝記録(18アンダー、270打)というマスターズ新記録も立てた。

一方、ウッズはプロデビュー以来7年でメジャー7勝を挙げ、アーノルド・パーマー、サム・ス二—ド、ジン・サラセン、ハリー・バドンなど、「ゴルフの巨匠」と肩を並べられるようになった。メジャー大会優勝の回数がウッズより多い選手は二クラウス(18回)とW.ヘイガン(11回)、V.ホーガン、G.プレイヤー(以上9回)、T.ワトソン(8回)の5人だけである。

世界のゴルフ界がさらにウッズに期待する珍記録は、1シーズンに4大メジャー大会(マスターズ、USオープン、全英オーブン、米LPGAチャンピオンシップ)をすべて制する「単一シーズングランドスラム」。

ウッズは2000年、USオープンを手始めに2001マスターズまでの4大メジャー大会を連続して優勝したことはあるが、「同じ年に開催されたメジャー大会のすべてを優勝してこそ、真のグランドスラム」だという世界ゴルフ界の解釈によって、「タイガースラム」という新造語に満足しなければならなかった。



安永植 ysahn@donga.com