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GKの座めぐり、金秉址、李ウンジェの競争

GKの座めぐり、金秉址、李ウンジェの競争

Posted April. 16, 2002 09:55,   

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「二人きりの戦争」

15日午前、韓国サッカー代表チームの公式練習はなかった。しかし、GKの座をめぐって競争を展開している金秉址(32・浦項)と李ウンジェ(29・水原)はユニフォームはもちろん、グローブまでして完全武装した姿で、大邱(テグ)スソン区民運動場に足を運ばなければならなかった。ヒディンク監督が前日、練

習が足りなかったとして、追加練習を指示したためだ。

二人は試合で出てくるいろいろな状況を設定して、キム・ヒョンテGK専任コーチ、チェ・ジンハンコーチの指導のもとで、休む暇もなく地にはいつくばらなければならなかった特に同日の練習は 金秉址-李ウンジェがともに代表チームでプレーするようになってから、初めて行う二人きりの練習。

ヒディンク監督の特別指示で1時間以上実施された同日の練習で、韓国サッカーの両GKの間では目に見えない神経戦が繰り広げられた。

金コーチと崔コーチのシュートを相次いで防ぐ練習で、金秉址は二つを防いだ後、李ウンジェの番になると、意識的にプレーを止め、ペナルティー地域の外にゆっくりと歩いていき、体をほぐした。気にしていない様子だったが、彼の視線はいつのまにか李ウンジェの動きに止まっていた。

李ウンジェは二つを防いだ後、ゴールのそばに立って、 金秉址の練習場面を注意深く見守って見習うべき点を探っている様子だった。お互いを意識して、ミスをしたときは次回に挽回しようと必死にボールに向かって体を投げる姿には、練習ではあるが決してひけをとらないとの様子がありありだった。同日の練習が終わった後、 金秉址は「足りない面を補完し、W杯の時に頑張りたい」と意気込み、 李ウンジェも「W杯のときまで、負傷することがないよう注意するのがもっとも重要だ。頑張っていけば、必ずよい結果があると思う」と自信を示した。

キム・テヒョンコーチは「練習になると、二人の目つきが変る。事実上、二人きりの競争と思い、お互いによりよいプレを見せるために、体を投げて頑張るのがそのまま伝わってくる」と述べた。



梁鍾久 yjongk@donga.com