Go to contents

生存の機長を聴取へ 生存者38人、中国側も共同調査

生存の機長を聴取へ 生存者38人、中国側も共同調査

Posted April. 17, 2002 09:21,   

한국어

中国国際航空129便の墜落事故、翌日の16日、韓国と中国の事故調査チームが共同で現場調査を行い、原因調査と現場の収拾活動が本格化している。

建設交通部(建交部)の航空事故調査チーム(KCAB)を中心にした韓国側対策チームと中国側の「4・15緊急救援チーム」は16日午前、旅客機が墜落した慶尚南道金海市(キョンサンナムド・キムヘシ)ジネ洞ドッテ山の墜落現場で、ボーイング767型機の残がいを検証するなど、合同調査を繰り広げた。

遺族らも対策委員会を結成し、事後の収拾と補償問題などに関する協議を始めている。

▲事故原因の調査〓建交部の崔興玉(チェ・フンオク)事故調査課長をチーム長にする韓国側調査団と中国国際航空公社の王総裁をはじめとする中国側関係者ら約30人は午前、事故現場で調査活動に入った。

そして飛行方向を推定するために旅客機の残がいの分布図を作成し、旅客機の主要部品などを回収した。続いて、金海市の聖母(ソンモ)病院に入院している事故旅客機の呉新禄機長(31)と乗員らに会い、事故当時の状況を聴取した。

双方の代表を務める建交部の咸大栄(ハム・デヨン)航空局長と、中国民航総局の代表は16日午前、金海市の事故対策本部で会談し、事故の原因究明と事故収拾に向けて積極的に協力することを確認した。

双方の対策委は、米国運輸安全委員会(NTSP)や米連邦航空局(FAA)の調査団が17日韓国入りし次第、事故機メーカーのボーイング社関係者などとともに、早ければ18日、事故幾のフライトレコーダー(飛行記録装置)やボイスレコーダー(音声記録装置)を解読機械が設置された金浦(キンポ)空港・建交部の分析室に移し、解析作業を始めることにしている。

16日、調査に参加した釜山(プサン)地検の関係者は「事故の原因は飛行記録装置などの解析と機長に対する調査が終わって、正確に究明できる」と述べた。

▲事後の収拾〓15日夜、悪天候で捜索作業を中断していた軍・警察・消防は16日、事故現場に約2300人を投入し、行方不明者の捜索と遺品の収拾作業を行った。

救助隊は、事故当時の衝撃で行方不明者らの身体が遠くにはね飛ばされたり、爆発で遺体がひどく傷付けられているとみて、捜索範囲を広めている。

救助された生存者らは、釜山(プサン)市と慶尚南道(キョンサンナムド)の約30の病院で治療を受けているが、16日朝、重症を負っていた河(ハ)某氏(57・女)が亡くなり、生存者は38人に減った。

16日午後5時現在、死者は122人、行方不明者は6人、生存者は38人。

▲遺家族の表情〓事故機犠牲者の家族らは16日午前、金海市庁別館で相次いで会議を開いた後、金圭容(キム・ギュヨン、55)氏を対策委員長に選出し、12人の対策委員を選んだ後、事後対策協議を始めた。

遺族らは、建交部関係者らに、病院に安置された遺体の写真を閲覧し身元が確認できるようにして欲しいと要求し、午後からこの作業が始まった。遺族らは17日午前、墜落現場に行く予定。対策委は16日、中国側とも一次的な接触を行った。しかし、合同焼香所(葬式会場)の設置と葬儀などは、遺族と当局間の隔たりがあって、進展がなかった。



李勳 silent@donga.com · dreamland@donga.com