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李仁済氏予備選を辞退 民主党候補は事実上盧武鉉氏に

李仁済氏予備選を辞退 民主党候補は事実上盧武鉉氏に

Posted April. 18, 2002 10:39,   

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与党民主党の大統領選挙候補選出に向けた党内予備選挙に参加してきた李仁済(イ・インジェ)候補が17日、党内予備選からの辞退を電撃的に発表した。

これによって、民主党の党内予備選は、盧武鉉(ノ・ムヒョン)・鄭東泳(チョン・ドンヨン)候補の2人の対戦に圧縮されたが、これまで13地域の党内予備選で圧倒的な票差で鄭候補より優位に立っている盧候補が、事実上大統領選挙候補としてかたまった。

累積得票で盧候補は9702票、鄭候補は2240票を確保したが、李候補の得票(8190票)が辞退で無効になったことから、盧候補の得票率は81.2%に上ることになった。

李候補は、ソウル汝矣島(ヨウィド)にある民主党事務所で朗読した対国民発表の中で「民主党の大統領候補になろうとする夢を取りやめることを決めた。今後わが党の発展と中道改革路線の勝利に向けて白衣従軍(特定地位なしに戦場へ進むとの意)の姿勢で献身することを約束する」と述べた。

李候補陣営の田溶鶴(チョン・ヨンハク)議員は「李候補の辞退は党内予備選をこれ以上進めることが無意味だという判断によるものだ。敗北を認めたものとして解釈して欲しい」と話した。

同議員は、金大中(キム・デジュン)大統領が朴智元(パク・ジウォン)氏を大統領秘書室長に起用したことが辞退の決心に影響を及ぼしたかという質問について「ひとつの要因になっただろう」と回答した。

また李候補の側近議員は、李候補の今後の去就について「離党や外遊の計画はない」とし「党に残り、時を待つだろう」と語った。

盧候補は李候補の辞退について「国民の党内予備選を最後までともにできず残念だ」と語った。

また、朴仙淑(パク・ソンスク)大統領公報首席秘書官は「政治改革を願う国民の期待に応えるため、与野党が一般国民も参加する党内予備選を導入しただけに、与野党の党内予備選が円満に進められるよう期待したい。特定の候補の問題については言及しないのが適切だ」と話した。



鄭用𨛗 yongari@donga.com