朝日新聞は17日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と日本の赤十字会談が中国北京で再開されると日朝関係消息筋の情報として報じた。
北朝鮮側は、今回の会談でも第2次世界大戦当時行方不明になった朝鮮人と被爆者の問題、食料支援問題などを取り上げるものとみられる。日本は、日本人拉致問題が解決しなければ、国交正常化交渉の再開や食料支援は不可能だという旨を繰り返し表明すると予想される。
両国の赤十字会談は、北朝鮮が3日下旬「日本人行方不明者」に対する調査再開の意志を表明したのを受けて開かれるもので、2000年3月中断して以来の会談となる。また、2000年10月、大使クラスの会談が中断されて以降、日朝間で開かれる初めての公式会談でもある。会談には両国の外務省幹部も同行すると予想される。
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