ソウル地検特別捜査本部2部(車東旻、部長検事)は18日、金大中大統領の三男、金弘傑氏らをバックに、各種の利権に介入した疑惑を持たれている未来都市環境の代表、崔圭先(チェ・ギュソン)容疑者に対し、特定犯罪加重処罰法上のあっせん収賄の容疑で拘束令状を請求した。
崔容疑者は去年4月〜12月、機械・コンクリート製造販売会社のD社の会長の朴某氏に「知事に頼んで、D社の系列会社が慶南昌原(キョンナン、チャンウォン)市で建設しているアパートの高さ制限を解除してほしい」との請託を受け、9億5000万ウォンを受け取った疑惑を持たれている。崔容疑者はまた去年3月から今年1月にかけて、この会社の法人カードで5000万ウォンを使ったと検察は伝えた。
崔容疑者は2000年5月「政界の要人に頼んで、政府の工事を受注できるようにしてやる」として、S建設の社長、ユ某氏から3000万ウォンを受け取って、同年の7月〜12月、この会社の系列会社であるA社の法人カードで3400万ウォンを使った疑惑も持たれている。
しかし検察は、崔容疑者が朴氏とユ氏から受けた請託のうち実際に履行されたものはないとしている。
検察はまたユ氏から、「 崔容疑者が去年3月、電子会社の設立基金を作るとして、4億ウォンを受け取った後、『金を高官に渡した』と話した」との陳述を確保し、金の使用先を調べている。
検察は崔容疑者がスポーツ宝くじ「スポーツTOTO」を発行するスポーツTOTO(株)の大株主、タイガープルス・インターナショナル(TPI)の株式を保有した経緯を把握しており、秘密資金の口座を追跡している。
検察はまた、宝くじ事業権獲得の代価として、 崔容疑者と弘傑氏などに株式や金を渡した容疑を持たれているTPI代表、宋在斌(ソン・ジェビン)氏から釈明書を出させ、内容が真実がどうかを確認していると述べた。
検察は近く、金熙完(キム・ヒワン)前ソウル市政務副市長を召喚し、崔容疑者の不正疑惑にかかわっているか、どうかと、崔容疑者の検察出頭に備えた対策会議に出席した経緯などを調べる方針。
李明鍵 gun43@donga.com · 吉鎭均 leon@donga.com