三星(サムスン)電子の第1四半期(1−3月)の決算は、半導体の景気回復に支えられて 四半期としては過去最高を記録した。三星電子は、第1四半期の決算が予想をはるかに上回ったことで、設備投資を当初の計画より1兆5000億ウォン増やす方針だ。
三星電子は19日、企業説明会(IR)を開き、第1四半期の決算は、 売上高 9兆9300億ウォン 、営業利益 2兆1000億ウォン 、 経常利益 2兆4100億ウォン 、 最終純益1兆9000億ウォンとなったことを発表した。
これはアナリストの予想を大幅に上回る水準で、最終純益は、韓国内の上場企業の純益を合わせた6兆6000億ウォン(現代証券の推定値)の30%に当たる数値だ。
昨年の第4四半期(10−12月)の売上高8兆4828億ウォン、営業利益690億ウォン、最終純益4025億ウォンと比べれば、売上高は17%、最終純益は422%も増えており、営業利益は実に2943%も増加した。
昨年は景気低迷によって情報通信分野で占めていた1位の座を明け渡したが、半導体事業部が再び1位となった。
分野別の売上高(割合)は、△半導体、2兆9700億ウォン(29.9%)△情報通信、2兆9400億ウォン(29.6%)△デジタルメディア、2兆6700億ウォン(26.8%)△生活家電、9200億ウォン(9.3%)△新規事業などその他、4300億ウォン(4.4%)だった。
三星電子は今期の業績向上を受け、今年の設備投資を当初の3兆500億ウォンから4兆5500億ウォンへと、1兆5000億ウォン増やす計画だ。
すでに超薄膜トランジスタ・液晶表示装置(TFT−LCD)の第5世代生産ラインに7600億ウォンを追加投入することを決めたほか、12インチウェハーの生産ラインに7500億ウォンを投資する予定だ。
申然鐏 ysshin@donga.com · sunshade@donga.com