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ストライカー競争に明暗 韓国コスタリカ戦

ストライカー競争に明暗 韓国コスタリカ戦

Posted April. 22, 2002 09:46,   

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韓国サッカー代表チーム「ヒディンク師団」のストライカーのポストをめぐって「生存競争」を展開している車ドゥリ(高麗大)と李東国(イ・ドングク、浦項スチーラス)の明暗がはっきりと分かれている。

21日、大邱(テグ)ワールドカップ(W杯)競技場で行われたコスタリカとの国際親善試合は、韓国が2—0で勝った。この試合で、1ゴール1アシスタントの大活躍をした車ドゥリは試合の後、「父(車範根前代表チーム監督)がもっとも喜ぶと思う。これまで父に申し訳なく連絡もまともにできなかったが、きょうドイツにいる父に朗報を伝えたい」と喜びを隠せなかった。

この日の活躍に支えられ、車ドゥリはW杯の最終エントリー入りをめぐる競争で、有利な立場に立つことが可能となった。

また自分をめぐる快くない視線を跳ね除けることもできるようになった。今まで車ドゥリは青少年代表の選抜にも実力が足りないとの「資格論」から、父のおかげだという「七光り効果」、ドイツ語ができてヒディンク監督の心をとらえたという「特恵論」など、ありとあらゆる噂に悩まされてきた。

しかし、李東国には機会が与えられなかった。

この日、コスタリカ戦の前半で車ドゥリが先制ゴールを決めて喜んでいる姿を、ベンチで見守った李東国は、後半の始まりとともに、ウォーミングアップをしてヒディンク監督の出場命令を待っていた。

しかし一緒に体をほぐしていたヒョン・ヨンミン、チェ・ジンチョル、李天秀(イ・チョンス)、崔成勇(チェ・ソンヨン)が順次に投入されたが、李東国はついにグラウンドに立つことができなかった。これで、李東国は海外派が合流する中国との国際親善試合の時に代表チームに合流できるかどうかが不透明になった。

李東国を出場させなかった理由を聞く質問に、ヒディンク監督は「実践や練習で選手各自が国際的な能力を備えていることを証明すれば、ポジションを与えない理由はない」と話した。

ヒディンク監督は「頑張りさえすれば、23人への機会は与えられ、競争は続くだろう」と含みを持たせたが、李東国に機会が残っているかどうかはいまのところ不透明だ。



buddy@donga.com