Go to contents

小泉首相また靖国社参拝、政府「深い遺憾の意」表明

小泉首相また靖国社参拝、政府「深い遺憾の意」表明

Posted April. 22, 2002 09:27,   

한국어

日本の小泉純一郎首相が、昨年8月に次いで、21日にも靖国神社を参拝した。小泉首相は、靖国神社の春季例大祭が始まる21日午前8時半頃に参拝した。

小泉首相は「内閣総理大臣」の資格で参拝し、「献花料」として3万円を私費で支払った。また、神道形式には従わず、公式参拝なのか私的参拝なのか 「公私」の区別ははっきりさせなかった。

小泉首相は、参拝後の記者会見で「靖国神社参拝は1年に1度」と明言し、8月15日には、参拝しないことをほのめかした。

小泉首相は「突然参拝した理由」について「内外に不安や警戒の念を抱かせずに、静かに真情を込めてお参りすることができるためだ」と説明した。また、韓国や中国への影響については「不安や警戒心の念を抱くことはないと思っている」と述べた。

しかし、韓国政府は21日、外交通商部スポークスマンの声明を通じて「深い遺憾の意」を表明した。この中で政府は「過去の植民地支配と侵略で、近隣国家に言葉に尽くせない惨禍と苦痛を与えた戦犯に対してまで参拝することになり、憂慮せざるをえない」と述べた。

政府は、崔成泓(チェ・ソンホン)外交通商部長官が、訪米日程を終えて帰国する21日午後、緊急対策会議を開いて、対応を話し合う方針だ。

与野党もそれぞれスポークスマンの論評などを発表して、強い遺憾の意を表明した。

与党民主党の李洛淵(イ・ナクヨン)スポークスマンは「サッカー・ワールドカップの共同開催を1ヵ月後に控えた時点で、日本の首相が靖国神社を参拝したことは、韓日関係全般に否定的な影響を及ぼすものと懸念される」と述べた。野党ハンナラ党の南景弼(ナム・ギョンピル)スポークスマンは「東北アジアの和平を阻害する行為であり、韓国国民を激怒させることだ」と語った。



成東基 ksshim@donga.com · esprit@donga.com