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金弘傑氏、すでに米大学辞任 大統領府の説明と食い違い

金弘傑氏、すでに米大学辞任 大統領府の説明と食い違い

Posted April. 24, 2002 09:29,   

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金大中(キム・デジュン)大統領の三男、弘傑(ホンゴル、写真)氏が現在、米パモナー大学・太平洋研究所の有給研究員として勤めているという、大統領府の主張とは異なり、弘傑氏は昨年12月、この研究所を辞めていたことが分かった。

この研究所のフランク・ギッブニー所長は研究所を訪問した東亜(トンア)日報の記者に「弘傑氏は2000年10月から昨年12月まで、計14カ月間、準研究員(researcher−associate)として韓国に関連したプロジェクトで、翻訳などの仕事をしていたが、現在は研究所となんの関係もない」と話した。

同所長は、弘傑氏を採用したのは、弘傑氏の母校である南カリフォルニア大学教授などの推薦によるものだったと説明した。

また「弘傑氏を準研究員として採用した後、それによる給与を支払ったが、その金額はそれほど多くなかった」とし「研究所の予算は非常にギリギリだ。弘傑氏を続けて雇用できなかった理由も、不足した予算と関連がある」と語った。

大統領府はこれまで、弘傑氏がパロスバディスに97万5000ドルの高級住宅を保有している事実が公開され物議をかもすことによって、弘傑氏が先に住んでいたトーランスの住宅を売却した金と太平洋研究所で受けた給与や米国に在住している親戚らの助けで、現在の家を購入したと釈明してきたが、ギブニー所長の説明通りならば、給与は住宅購入にはあまり役立っていなかったようだ。

これについて、大統領府関係者は「(研究所側が、弘傑氏が研究所に勤めていないと話したのは)身元保護のレベルから、弘傑氏の現在の状況を伝えないようにと、要請したことによるもの」だとし「弘傑氏は現在、研究員職をそのまま維持していて、研究員に発給するJ1ビザ(査証)もそのまま維持している」と釈明した。

一方、ギッブニー所長は太平洋研究所が「コリアファウンデーション」の支援を受けたことがあると述べたが、コリアファウンデーションという英文の名義を使っている韓国国際交流財団側は太平洋研究所に基金を支援したことがないと明らかにした。



韓起興 eligius@donga.com