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立派だったボン・ジュングン 可能性を確認

立派だったボン・ジュングン 可能性を確認

Posted April. 25, 2002 09:14,   

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「俺はルーキーではない。堂々たる大リーガーだ。」

マウンドに登る前、ポン・ジュングン(21、アトランタ・ブレーブス)は、何度も自らにそう誓った。マウンドで見せた覇気は、1m91の背丈と同じくらい堂々としたものだった。

試合が終わった後、マイナー・リーグ行きを知らされ「大リーガーの夢」は一日で終わったが、ブレーブスのボビー・コックス監督は「ポンは今日無限の可能性を示した」と高く評価した。

ポンが韓国人選手としては6番目に「夢の舞台」大リーグのマウンドに立った24日のアトランタ・ターナーフィールド。ポンは新人っぽさから抜けきれず、6回を投げて8安打、2四球、4奪三振、5失点でデビューしたが、最高時速147kmをマークした直球の威力と堂々とした投球を披露した。

試練は1回から訪れた。89マイル(143km)の直球で試合の幕を開けたポンは、第1打者のウォーマックを四球で送った後、スパイビーにワンバウンドでフェンスを越える2塁打を打たれ、無死2、3塁の危機を迎えた。

昨年ワールドシリーズ第7戦のさよなら安打の主人公、ゴンザレスを相手に、自信のある直球で勝負に出て三振。四球の後の三振で火を消すかと思われたが、2死満塁でミラーに3点2塁打を許した。この打球はアトランタの左翼手、チーパー・ジョーンズが充分に捕れる球だったが、昨年まで3塁手だったことから外野守備に不慣れなジョーンズは、中途半端なダイビング・キャッチで球を逃した。試合終了後、ジョーンズは「申し訳なくてポンに謝った」と話した。

1回の3失点は、ダイアモンドバックスの先発が当代最高投手のうちの一人カート・シリングという点を鑑みると、あまりにも肩の重くなる点数。ポンは4回にもブレーブスのセンター、アンドリュー・ジョーンズの似たような守備ミスで1失点した。

ポンは、試合後マイナー・リーグに戻ることを伝えられ、1敗防御率7.50という大リーグ成績を残して次の登板を待つことになった。ポンは3回の打席でシリングの投球をレフトフェンス前まで飛ばし、97世界ユース選手権の打撃王らしい姿を見せる場面もあった。

この試合では、ブレーブスの金炳賢(23)が抑えで登板して関心を集めた。5対2でリードした9回無死1塁で登板した金炳賢は、三振と併殺打で1イニングを見事にしとめ、9日ぶりに今季3セーブ目を上げた。



金相洙 ssoo@donga.com