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27日、仁川で韓中対決 プライドかける「外国人監督」

27日、仁川で韓中対決 プライドかける「外国人監督」

Posted April. 26, 2002 09:52,   

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「トータルサッカーの伝道師」フース・ヒディンク韓国代表チーム監督(56)と「ワールドカップの勝負師」ボラ・ミルティノビッチ中国代表チーム監督(58)。

世界的なサッカー名匠として名をあげている二人の肩には、韓国と中国それぞれの史上初の決勝トーナメント進出を成功させなければならないという期待がかけられており、また「外国人指令塔」という共通点がある。

韓国代表チームのヒディンク監督は、昨年初めから韓国代表チームを体系的に訓練させ、ベスト16入りの可能性を高めており、中国代表チームのミルティノビッチ監督も、中国サッカー史上初のワールドカップ本大会出場を果たしたついでに、ベスト16入りまで必ず成功してみせると広言を吐いている状態。

この世界的指導者二人が27日、仁川(インチョン)文鶴(ムンハク)競技場でプライドをかけた一戦を行う。

ヒディンク監督は中国の実力がまだまだ韓国には及ばないとみている。ヒディンク監督が24日、韓国—中国戦のポイントについて「柳想鉄(ユ・サンチョル)、宋鐘國(ソン・ジョンクク)、ヒョン・ヨンミンなど守備力が優れたMFを起用し、代替の守備選手を見つけるのが今回のテストマッチの目標だ」としたのもこのような自信があったからだ。

ヒディンク監督は守備ラインの補強策とともに、2人の外国経験のあるストライカーを交代で起用し、尹晶煥(ユン・ジョンファン)をプレーメーカーとして起用し、多様な得点ルートを開発することにも重きを置いている。また、最近非公開で集中的に訓練させた「ダブルプレーも」中国戦で稼動させる予定だ。

これに対してミルティノビッチ監督は「一度だけでいいから韓国に勝ってほしい」という中国サッカーファンの悲願に応えなければならないという重荷を背負っている。1978年以来、韓国との23回の対決で、8引き分け15敗という絶対的劣勢を見せているため、中国では今度こそ必ず「恐韓症」から脱しなければならない」という声が非常に高いという。

このため、ミルティノビッチ監督は、ベストメンバーを総動員した。彼はヨーロッパで活躍しているヤング・チョン(ドイツ・フランクフルト)、孫継海(スン・ジハイ、イングランド・マンチェスターシティー)ら主力選手を連れて25日、韓国を訪れた。

それぞれ足指とひざのじん帯を故障し、体調を崩しているハオ海東(ハオ・ハイドン、大連)、干根偉(ユ・ゲンウェイ、天津)までエントリーに入れて韓国に来た理由もここにある。

メキシコ、コスタリカ、米国、ナイジリアなど引き受けたチームは、いずれもベスト16入りを成功させたミルティノビッチ監督も、やはり「ヒディンクの陰」に彼の華々しい経歴を埋めておくわけにはおられないからだ。



梁鍾久 yjongk@donga.com · buddy@donga.com