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上位20%の所得、下位20%の所得の6倍

上位20%の所得、下位20%の所得の6倍

Posted April. 26, 2002 09:51,   

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通貨危機以降、家計の所得格差が広がった。また、家計の支出が所得よりはるかに急速に増えていることが明らかになった。

統計庁が農漁村世帯以外の全国2万7000世帯を対照に調査し25日発表した「2000年世帯消費の実態」によると、所得不平等度を示すジニ係数は0.351と、96年の0.290に比べ、0.061ポイント高くなった。

所得の高い方から20%以内の世帯の所得は、下位20%の世帯の所得に対して6.75倍であることが分かり、96年の4.74倍より所得格差が広まった。

全世帯の平均年間所得は3035万9000ウォン、月平均253万ウォンであることが分かった。

月給や利子所得など定期的所得だけで算出した経常所得は、年間2896万2000ウォンで、5年前より12.4%増えた。家計支出は、2353万1000ウォンと、5年前より27.7%増え、家計支出増加率が所得増加率を大きく上回った。家計支出のうち、消費支出が18.5%増加したのに対し、税金、年金、医療保険料など非消費支出は94.

1%も増加した。

家計の平均貯蓄額は2408万6000ウォンと5年前より31.4%増えたが、負債額も984万2000ウォンと37.4%増加し、負債増加率が貯蓄増加率を抜いた。

張慶世(チャン・ギョンセ)統計庁社会統計課長は「通貨危機による失業者の増加で所得分配構造が悪化した。高所得層の教育、文化関連の消費が増えたことで、全体的に支出増加率が所得増加率を上回った」と分析している。

ジニ係数とは、イタリアの統計学者ジニが考案した係数。0〜1の値であらわされ、0に近いほど所得分配が平等、1に近いほど不平等であることを意味する。



朴重鍱 sanjuck@donga.com