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金正日総書記、クリントン前大統領に訪朝要請か

金正日総書記、クリントン前大統領に訪朝要請か

Posted April. 30, 2002 11:22,   

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朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正日(キム・ジョンイル)総書記は、こう着状態にある米国との関係を改善するため、クリントン前大統領に仲裁を要請し、このための平壌(ピョンヤン)訪問を招請したと、29日、ロイター通信が平壌発で報じた。

これについて、とく名を希望した北朝鮮の高官は、金総書記がクリントン前大統領を招請した時点が、ブッシュ米大統領が1月に北朝鮮を「悪の枢軸」と発言した以前か、以後かは明らかにしなかったと、ロイター通信は伝えている。しかし、同高官は「金正日指導者は、クリントン前大統領の訪朝を契機に、米国の(悪の枢軸)非難が中断されなければならないと考えている」と述べた。

金総書記は、94年に金日成(キム・イルソン)首席の招請で平壌を訪れ、南北首脳会談を達成させようとしたジミー・カーター元米大統領のような仲裁役をクリントン前大統領が担うことを望んでいると、同高官は語った。当時、南北首脳会談は、金首席の突然の死で達成されなかった。

北朝鮮のこのような招請に対し、クリントン前大統領やホワイトハウス、そして韓国政府は、公式的な反応を示していない。ブッシュ政権は、クリントン前大統領を含む歴代の大統領が外交仲裁に乗り出すことに反対してきた。