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権魯甲氏きょう召喚 政治資金構造解明へ

権魯甲氏きょう召喚 政治資金構造解明へ

Posted May. 01, 2002 08:36,   

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与党民主党の権魯甲(クォン・ノガブ)元最高委員が渡したとされる政治資金の全般について、検察が捜査する意向を正式に表明したことをめぐって、大きな波紋が広がるものとみられている。

民主党の金槿泰(キム・グンテ)議員が2000年8月、最高委員選出に向けた党内予備選の際、選挙資金を受け取ったと告白したことを受けて、捜査を始めているソウル地検の関係者は30日「この捜査について金議員らが権元最高委員から受け取ったとしている政治資金に限らず、新たな事実についても捜査を行いたい」と述べた。

この事件を捜査しているソウル地検公安第1部(朴𨩱俊部長検事)は、すでに権元最高委員の会計責任者など同事件の関係者を召喚して調べており、近く口座の追跡を通じて資金の出所と使い道への捜査を本格化させる方針を固めたものとされる。

権元最高委員は、金議員や鄭東泳(チョン・ドンヨン)議員のほかに、2000年8月、民主党最高委員選出の党内予備選に出馬していた候補3人に、500万〜5000万ウォンずつを渡しており、2000年4月13日の総選挙前後に、民主党の若手議員らに事務所運営費の名目で1億ウォンを渡していたという疑惑も出ている。

権元最高委員はそのほかにも、与党・政府内の政治資金を総括する役割を果たしていたものと伝えられていることから、検察捜査の結果次第では、他の政治家らが刑事処罰に処されるなど、大きな波紋が広がるものと予想される。

一方、「陳承鉉(チン・スンヒョン)ゲート」を再度捜査しているソウル地検特別捜査(特捜)第1部(朴榮琯部長検事)は、国家情報院の金銀星元第2次長から、権元最高委員に陳被告の金5000万ウォンを渡したという供述を確保した。検察は金元次長と陳被告を同席させたうえでの尋問を行い、これらの供述を確保したものとされている。

検察は、また、金元次長と陳被告、MCIコリア元代表の金在桓(キム・ジェファン)容疑者ら、事件関係者の一部から、これまで取りあげられていない政治家らが陳被告の金を受け取っているという供述を確保し、追加の捜査を行っている模様。

検察は、権元最高委員を1日に召喚し「陳承鉉ゲート」にかかわった部分について取り調べた後、公安第1部に移し、権元最高委員関連の政治資金全般について捜査する方針だ。

検察関係者は「権元最高委員の金品授受容疑への捜査が終り次第、金槿泰議員ら政治資金を受け取った政治家らを召喚、捜査すると同時に口座追跡を通じて疑いのある部分への捜査を進めていきたい」と述べた。



李明鍵 gun43@donga.com