Go to contents

北・金剛山ダム、随所で漏水 専門家分析

北・金剛山ダム、随所で漏水 専門家分析

Posted May. 03, 2002 09:41,   

한국어

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が北漢江(プクハンガン)上流に建設中の「金剛山(クムガンサン)ダム」の下部で漏水が起こっているとする見解が提起された。

韓国側の「平和のダム」設計過程に参加したダム専門家チェ・ソクポムさん(水資源エンジニア)は、高解像度の衛星写真を分析した結果「金剛山ダム下部の数箇所から水が漏れているようだ」と、2日発表した。

チェさんはまた、「一般的にロックフィルダムの下部はしっかりした岩盤の上に建設され、幅が数百メートルに及ぶが、どうしてダムに貯まった水が広い地域を貫通して漏れるのか、理解できない。通常、水をふさぐ工事を終えた後、本格的にダムを築造する過程で洪水期に備えて放水路を設置するが、金剛山ダムには放水路とみなせる施設がない」と話した。

チェさんは、金剛山ダム左側にある一部の構造物を放水路と見ることもできるが、工事期間が長くなるため、今年の梅雨の前までに完成させるのは困難な上、ダムの水を下流に放流する施設や水門が設置されているかを確認するのが困難だと説明している。

チェさんは「1万年に1回崩壊する可能性を念頭に置くというロックフィルダムの場合、ダムの水漏れは安全に致命的なため、許容されないのが原則」とし「漏水問題に対する正確な現況把握とともに対策作りが急がれる」と話した。

チェさんは、最近「金剛山ダム建設が漢江の水系に及ぼす影響」という論文で、金剛山ダム建設で漢江の八堂(パルタン)ダムの流入量が17億トン減少したことで、年間300億ウォンあたりの用水と発電の損失があり、手抜き工事でダムが破壊すれば、想像を超える被害が及ぶだけに、様々なシナリオに対して政府が代案を作っておくべきだと警告している。



cschoi@donga.com