Go to contents

金炳賢、「左打者も問題なし」

Posted May. 04, 2002 09:56,   

한국어

「監督、もう左打者への心配はいりません」

金炳賢(キム・ビョンヒョン、23、アリゾナ・ダイヤモンドバックス)は、まるでこんなメッセージをダッグアウトのブレンリー監督に送ろうとしているかのようだった。

3日、アリゾナ州バンクワン・ボールパークで行われた米大リーグのアリゾナ・ダイヤモンドバックスとニューヨークメッツの試合。5−3とリードした8回裏に登板した金炳賢選手は、メッツの左打線をしっかりと抑え、2回を投げて1安打2奪三振無失点で、シースン6セーブ目となった。

同日のセーブは、金選手が99年大リーグに入門して以来、個人通算40セーブ目。99年初セーブを抑えたチームもニューヨークメッツだった。

金選手の持ち味である「アップシュット」(打者の前で飛び上げる球質)を主な武器に生かした。8回初打者のピアッツアを3球目で「アップシュット」で空振り三振を誘導した後、アルポンソとペレズを凡打でしとめた。

9回、先頭打者を三振で抑えた球も「アップシュット」。セデーニュにセンタ前安打を許した後、内野失策で1死1、2塁のピンチを迎えたが、アロマーとペレスを凡打で抑え、チームの7−3の勝利を守った、金選手は、9回最後の打者のペレスを相手にするとき、アンダーハンド投手とは信じられない95マイル(153キロ)の直球を投げ、本拠地ファンの嘆声を受けた。

金選手が同日相手にした8人の打者のうち、左ききが6人。しかし、セデーニュに1安打を許したあとは、残りは凡打で抑えた。金選手が左ききに弱いと考え、左打者が出るときは左腕アンダーハンドスローで、マイク投手を抑えとして使っていたアリゾナのブレンリー監督の鼻を折った。

今シーズンは1回も失敗なく6セーブ。平均自責点0.71を記録している金選手は、左打者にも強いということを証明し、今後抑えへの登板機会がさらに多くなるとみられる。

スポーツ専門チャンネルのESPNも3日の記事で、金選手を特集に取り上げ「ちびっこ」として通じるBKが、去年ワールドシリーズの辛い記憶から立ち上がって今年は猛活躍しており、同僚らも変わらぬ信頼を示している」と報じた。

一方、シアトルマリナーズのマイク・キャメロンは、コミスキパークで開かれたシカゴホワイトソックスとの試合で、大リーグのタイ記録である4打席連続ホームランを打った。

前シーズン、ホームラン25本を打っており、同試合の前まで、今年は5本を放っていたキャメロンは、1回にチームの同僚とともにそれぞれ2本のホームランを打った。1イニングに2人の選手が2ホームランを記録したのは大リーグ史上初めてだ。



金相洙 ssoo@donga.com