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ポスコの発言撤回に外圧の疑い「大統領三男との会合」

ポスコの発言撤回に外圧の疑い「大統領三男との会合」

Posted May. 07, 2002 09:15,   

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ポスコ(旧浦項製鉄)の劉常夫(ユ・サンブ)会長が、2000年7月に金大中(キム・デジュン)三男の金弘傑(キム・ホンゴル)氏に会ったのは、大統領夫人の李姫鎬(イ・ヒホ)女史の要請によるものだったと明言したポスコの劉炳昌(ユ・ビョンチャン)広報担当専務が、こうした発言を翌日撤回したが、その背景に疑問が提起されている。野党ハンナラ党は外圧があったのではという見解を提起している。

劉専務は6日、ソウル江南区大峙洞(カンナムグ・デチドン)にあるポスコセンターで記者会見し「劉会長の話を聞き間違えて、記者らの電話取材に応える過程で失言をした」とし「令夫人や大統領府青瓦台(チョンワデ)は、劉会長と弘傑氏との会合に介入していない」と釈明した。

これは、劉専務が5日一部のマスコミに「(劉会長と弘傑氏との会合は)令夫人が劉会長に、弘傑氏に一度会って事業上の助言をしてくれるよう要請したことから行われたもの」と述べたのを翻意したものだ。

それなのに劉専務は「劉会長が、未来都市環境代表の崔圭善(チェ・ギュソン)氏の要請で、弘傑氏とソウル城北区(ソンブクグ)城北洞のポスコ迎賓館で食事をしたのは事実だ」と述べている。

劉会長と弘傑氏の夕食会に同席していたポスコ建設の趙庸耿(チョン・ヨンギョン)副社長も会見で「当時、弘傑氏が崔氏を通じて製鉄所の見学を要請したが、天気が悪く予定していた日に見学が行われなかった。そのことをきっかけに、崔氏が夕食会を提案したため会合が成立しただけで令夫人からの要請はなかった」と語った。

これと関連し青瓦台の高官は「弘傑氏や崔氏が令夫人の名前を取りあげたのかも知れないが、令夫人はそうした電話をかけるような方ではない」と述べた。

これについてハンナラ党の鞖庸寿(ベ・ヨンス)副スポークスマンは「劉専務が翌日に翻意したのは、外部からの圧力があったとしか考えられない。とくに、自分の会社の会長と関連したことを、マスコミに不正確に伝えるはずがない」と述べ疑惑を提起した。

鞖副スポークスマンは、また「劉会長もすでに検察で、李女史がその会合を取り持ったことを供述しているものと聞いている。検察は劉会長が供述した内容の詳細を公開しなければならない」と要求した。

一方、李女史は、6日午前、国連児童特別総会に金大中大統領に代わって出席するため、仁川(インチョン)国際空港から米国ニューヨークへ向かった。



申致泳 李鍾鎡 higgledy@donga.com · taylor55@donga.com