Go to contents

国防部「主敵」表現維持を決める

Posted May. 09, 2002 10:39,   

한국어

国防部は今月末に出す2002年国防白書で、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)を「主な敵」と表現することをそのまま維持する方針を固めた。

国防部関係者は8日「『主敵』という表現には、南北(韓国・北朝鮮)間の軍事的信頼の醸成など具体的な進展がある場合のみ、変化があり得るというのが国防部の方針だ」とし「現在、進展がないだけに国防白書で主敵という表現を削除したり他の用語に取り替えたりはしない考えである」と述べた。

これによって、国家安全保障会議(NSC)の常任委員会を開き、国防白書の「主な敵」表現を削除または取り替える問題について話し合おうとしていた政府の計画は事実上取り止めになった。

これは、当初7日からソウルで開催される予定だった南北経済協力推進委員会の第2回会議が北朝鮮の一方的な拒否によって実現されなくなった点に影響されたものと伝えられている。

同関係者は「15日までに国防白書の印刷作業に着手し、今月末に8000冊を発刊した後、8月または9月ごろ、これを英訳した4000冊をさらに発刊する計画だ。現在、原稿作成の作業が最終段階に入った」と伝えた。



成東基 esprit@donga.com