Go to contents

不況の日本 小型車がブーム

Posted May. 10, 2002 09:52,   

한국어

最近日本の自動車業界では激しい「小型車戦争」が繰り広げられている。10年を超える長期不況のため中・大型自動車が不振にあえいでいることから、各企業が小型車に移り、し烈に競争しているのである。

現在ホンダの「フィット」を初め、△日産の「マーチ」△トヨタの「ヴィッツ」と「ist」など、小型車が車種別販売順位の上位1〜4位を占めている。小型車戦争の引き金となったのは1999年トヨタが出した「ヴィッツ」。消費者は洗練されているうえ経済的なヴィッツに魅せられた。

特に昨年6月ホンダが出した「フィット」は消費者から爆発的な人気を得ている。フィットは9ヵ月で年間販売ランキング2位に躍り出た。おかげてホンダは昨年6392億円という史上最高の営業利益を収めた。日本自動車販売協会によると、先月だけでフィットは1万7600台が売られ1位となった。これは発売当時ホンダが記録した月8000台販売目標の倍を超えるもの。

日産もこれに劣らず今年3月、10年ぶりに既存のモデルを完全に変えた新しい小型車モデルの「マーチ」を市場導入した。マーチも先月1万3470台も売られ、車種別順位で3位に躍進した。丸まるとした車体のデザインと多様な車体の色が若い女性の間で人気を得ている。

トヨタは8日、野心作「ist」を市場導入した。ヴィッツが依然4位で堅調な販売を記録している中、出された措置である。トヨタは一応月間販売目標を7000台にしたが、発売直後一ヶ月間に1万5000台を売るという計画。張富士夫トヨタ社長は新車発表会で、「新しい需要を開拓し景気回復に寄与する」として強い意欲を示した。

これらの小型車は100万円内外の価格で安価なだけでなく環境にやさしいうえ、燃料効率が高い点などが人気の秘訣。トヨタなどの日本の自動車メーカーはこの勢いに乗ってヨーロッパーなど世界市場でも小型車ブームを主導する計画だ。



李英伊 yes202@donga.com