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国連「権利憲章」採用、米国は拒否

Posted May. 10, 2002 09:52,   

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8日午後(韓国時間9日の明け方)開かれた国連児童特別総会で、各国の子ども代表400人余りが世界の各指導者に「子どもたちが暮らしやすい世の中を作ってください」と促すメッセージを送った。

彼らは3日間討論を行い「子どもたちを貧困と病気、戦争から守ってください」という内容のメッセージを採択、この日児童特別総会の開会式で189カ国の首脳と代表団、非政府機構の代表など3000人余りに対し朗読した。

ガブリエラ(13、女、ボリビア)ちゃんとオードリ(17、女、モナコ)ちゃんが分けて朗読したメッセージは「子どもたちが暮らしやすい世の中は、すべての人に暮らしやすい世の中だ」とし、1989年に採択された子ども権利憲章を全ての参加国が守ってほしいと訴えた。

子ども権利憲章は、米国とソマリアを除いた191の国連加盟国すべてが批准している。米国は憲章に署名したが、この憲章が親の権利を制限し国内法と相反するとの理由で議会に批准を要請していない。

各子ども代表はメッセージで「子どもはさく取と虐待の犠牲者であり、戦争とエイズで親を失い、適した教育と保健の恩恵をきちんと与えられていない」と指摘した。また、メッセージは「子どもは問題の根源ではなく問題解決に必要な資源であり、費用ではなく投資だ」とし、「こどもは我々を『未来』と呼んでいるが、我々は『現在』でもある」と強調した。

子どもたちは「これから我々の存在を認める時期となった。健康で安全な環境の元で暮らす権利のため大人たちが我々に対する義務を受け入れるまで戦う」と宣言した。

メッセージの朗読に先立ち、コピ・アナン国連事務総長は基調演説を通じ、大人たちが子どもたちに暮らしやすい環境を作れなかった責任を指摘した。



konihong@donga.com