全国に日本脳炎注意報が発令された。
国立保健院(保健院)は、2日釜山(プサン)で採集した蚊18匹のうち、今年になって初めて日本脳炎蚊4匹(22.2%)を確認し、9日日本脳炎注意報を発令した。
日本脳炎蚊が初めて発見された時期は、昨年に比べ1週間ほど早く、これは地球温暖化などの影響による気温の上昇が原因だと分析されている。
保健院は今月に入り、各市、道の保健環境研究院と共同で釜山など全国10の地域で毎週蚊を採集して観察している。採集した蚊のうち、日本脳炎蚊が発見されると、脳炎注意報を発令し、その比率が50%を超え蚊の体内から日本脳炎ウイルスが検出されると、日本脳炎警報を発令するようになっている。
日本脳炎に感染されれば、初期には頭痛、発熱、嘔吐(おうと)、下痢(げり)などの症状があり、時間が経つと高熱、昏睡、マヒなどの重症に進む。致死率は5〜10%程度だ。
韓国内で発生した日本脳炎患者数は、94年の3人、98年の3人、99年1人、01年の1人だ。
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