金大中(キム・デジュン)大統領の三男、弘傑(ホンゴル)氏の義理の兄弟、黄(ファン)インドン氏が、2000年の春、当時公企業だった韓国(ハングク)重工業(現在の斗山重工業)の尹永錫(ユン・ヨンソク)社長に会い、建設工事の受注を請託したことが分かった。
斗山(トゥサン)重工業の関係者は9日、「当時、尹社長が黄氏に1回会ったことは事実」とし、その時「黄氏は尹社長に『よろしくお願いします』と言いながら工事の受注を頼んだ」と述べた。
しかし斗山重工業は、「黄氏が経営していたC土建は工事の入札過程に参加しなかったため、当時の韓国重工業と黄氏の会社との間に取り引きは全くなかった」と強調した。
韓国重工業は去年3月、斗山グループに買収されて民間企業の斗山重工業に生まれ変わり、現在、尹社長は斗山重工業の副会長を務めている。
金光賢 kkh@donga.com