米中央銀行である連邦準備制度理事会(FRB)の建物内にある郵便施設で9日、炭疽菌が発見された。米国で郵便物から炭疽菌か検出されたのは昨年12月6日以来2度目のことだ。
FRBは声明を通じて「郵便物の安全性を点検する契約職員が7、8日の定期的な予備検査の結果、204通の郵便物から炭疽菌の芽胞が検出された」と発表した。
FRBのスポークスマンは「問題の郵便物の一部は、グリーンスパンFRB議長とほかのFRB関係者あてに届けられたもので、4〜5月ころ発送されたものとみられる」と話している。
ホワイトハウスのフライシャースポークスマンは、炭疽菌の出所はまだ確認されていないとし、芽胞の分析には1週間くらいかかると語った。
一方、米警察は米中部地域での郵便物入りパイプ爆弾の爆発に続き、9日ワシントン州でも私製爆弾が入った4つの郵便物の爆発事件があったことを明らかにした。警察によると、この爆弾装置は7日ネバダ州で逮捕された学生によって送られたパイプ爆弾とは違ってガラス瓶に爆発物を入れて作られていた。
韓起興 eligius@donga.com