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BK、「もう悪夢はない!」

Posted May. 13, 2002 10:34,   

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9回裏、同点ホームランを許し、去年ワールドシリーズの「悪夢」がよみがえられるかと思った。しかし、ワールドシリーズと違う点は、金炳賢(キン・ビョンヒョン、23、ダイヤモンドバックス)が勝ったということだ。金選手は、今シーズン初めてセーブの機会を逃したが、根性で勝利を獲得した。

12日、フィラデルフィア・フィリーズとの敵地での試合。5−4とリードした8回、先発のランディージョンソンに続きマウンドに上がった金選手は、3打者から連続3球三振をとる力を見せた。1イニングの間、球9つで連続3球三振をとったのは大リーグ史上33番目の記録。

しかし、油断していたせいなのか、9回裏、ワンアウトの状態で、フィラデルフィアのトーマスペレズに同点ホームランを打たれた。今シーズン初の被ホームランであり、初ブロウンセーブ(付くはずだったセーブを「吹っ飛ばす」こと)。これまでは10回のセーブの機会で、100%の成功率を記録していたのに。

このため試合は延長戦に入る。延長10回表の攻撃で、アリゾナは2死1塁でジュニアスパイビの2塁打で6−5と一点リードとなる。チームが1点リードすると、金選手はコーチングスタップにもう1イニング投げたいと要請した。自分が最後まで責任をとりたいとの根性が発動したのだ。

8、9回に続き、10回にもマウンドに上がった金選手は、結局フィラデルフィアの打線を三者凡退させ、試合を終えた。抑え投手にもかかわらず、3イニングも投球した金選手は「もう1イニング投げる自信があった」と話した。アリゾナのボブブレンリー監督は、「2イニングで、26球を投げ交代させようとしたが、彼がまだ大丈夫だと言った。投手はロボットじゃないために失敗はする。BK(金選手の愛称)も例外ではない」と話した。

この試合で、3イニング2安打4脱三振1失点を記録した金選手は、平均自責が0.82に上がり、シーズン成績は1勝10セーブとなった。金選手は延長10回、打席で真中に抜ける安打も打った。



金相洙 ssoo@donga.com