薛鐗鉉(ソル・ギヒョン、29、アンデルレフト)—李天秀(イ・チョンス、21、蔚山)—朴智星(パク・ジソン、21、京都パープルサンガ)がスコットランドとの親善試合にスリートップとして出場する。
ヒディンク監督は14日、済州道西帰浦(チェジュド・ソグィポ)の東部球場で行われた午前の訓練の後、16日に釜山(プサン)W杯競技場で行われるスコットランド親善試合に出場する主力メンバーを発表した。
最強の「攻撃組み合わせ」を組み立てるため苦心しているヒディンク監督は、ワントップ薛鐗鉉を中心に、左側のウィングに李天秀、右側のウィングに朴智星を投入して、攻撃能力を試す。
攻撃的MFには柳想鉄(ユ・サンチョル、柏レイソル)が決まり、守備的MFと左右のウィングバックには金南一(キム・ナムイル、全南)と李乙容(イ・ウルヨン、富川)、宋鍾国(ソン・ジョングク)が出場する。
守備陣は、最近の5試合で無失点行進を続けている「3人のベテラン」洪明甫(ホン・ミョンボ、33、浦項)—金テヨン(32、全南)—チェ・ジンチョル(31、全北)が投入され、ゴールは金秉祉(キム・ビョンジ、浦項)が守る。
スコットランドは体格の大きいDF4人を一直線に立て、MFプレーを省略し、1、2回の長いパスでOFにつなぐ点で、本大会第一戦の相手であるポーランドと似ているチーム。ヒディンク監督はポーランドとの試合を占えるスコットランドとの試合に、攻撃よりは守備に焦点を合わせて、ベストメンバーを構成したと分析できる。
攻守の連結の役割を果たす攻撃的MFに尹晶煥(ユン・ジョンファン)の代わりに、力にあふれ、守備のよい柳想鉄が起用され、右側のウィングに守備加担能力が優れた朴智星を起用したのも、このためだ。ヒディンク監督は「朴智星は華やかではないが、カバープレーがよくてチームが攻守のバランスを保つ上で役に立ち、中央攻撃を助ける柳想鉄も同じだ」と起用の背景を説明した。
最近の練習試合で黄善洪(ファン・ソンホン)—崔龍洙(チェ・ヨンス)—安貞桓(アン・ジョンファン)、薛鐗鉉—黄善洪—車ドゥリなど複数の攻撃組み合わせを試してみたヒディンク監督は、「まだ海外派選手の体の調子が国内派選手に及んでいないだけに、これから体力を補完しつつ、テストを続けるつもりだ」と話した。
ヒディンク監督は「黄善洪(柏レイソル)は交代投入を念頭に入れており、必要に応じて、途中で安貞桓(ペルージャ)など攻撃力が強い選手を、朴智星と交代できる」と付け加えた。
一方、韓国と親善試合を行うスコットランド体表チームは、同日午後、仁川(インチョン)空港をから入国した後、すぐ釜山に向かった。
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