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製造業の収益、昨年は最悪

Posted May. 16, 2002 08:53,   

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メーカーの収益性の指標である売り上げ営業利益率が、昨年は5.5%で、1961年に調査が始まって以来最も低かった。メーカー10社のうち3社は営業利益では利子も出せず、1000ウォン分の製品を売ってやっと4ウォンの経常利益を出したのに止まったと集計された。一方、低金利で金融費用の負担率が下がり、負債比率が急落するなど、財務構造はよくなったことが分かった。

韓国銀行が3323の企業(製造業2175社、建設・小売・卸し売り、運輸通信業1148社)の財務諸表を分析して15日発表した「2001年企業経営分析結果」によると、製造業の売り上高の営業利益率は、前年より1.9%下がり、史上最低を記録した。これは売上高の増加率が景気低迷によって、通貨危機直後の98年(0.7%)を除いて最も低い1.7%に止まり、人件費、減価償却費などの固定費の負担が大きくなったためだ。

営業利益を金融費用で割った製造業の利子補償比率は132.6%で、前年より24.6%下落した。営業利益で金融費用を返済できない「利子補償比率100%未満」の企業は、前年より2.3%多い28.6%(622社)だった。

製造業の売上高経常利益率は0.4%で、前年より0.9%下がるなど、悪化している。これは1000ウォン分を売って13ウォンの収益を上げていたのが4ウォンに減ったことにあたる。それでも経常利益が黒字を維持したのは、低金利によって金融費用の負担率が4.2%に下がって株価の上昇により有価証券の評価と処分利益が発生したうえ、為替差損が減少するなど、営業外収支が改善したためである。



金相哲 sckim007@donga.com