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OSリナックスブーム

Posted May. 18, 2002 09:52,   

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最近、コンピューター基本ソフト(OS)をマイクロソフト(MS)のウィンドウからリナックスに替える「交代ブーム」が起こっている。

米国の時事・経済週刊紙、ビジネスウィークのインターネット版は、16日付けの特集記事で「去年の下半期からサーバーシステムを変える企業が相次いでいる。最近の成長傾向(年間20〜30%)が続くと、5年後にはリナックスがマイクロソフト社を抜いて、コンピューター基本ソフトの主流になる可能性が高い」と報じた。

もっとも活発な動きを見せているところは、コンピューターハードウェアとソフトウェアのメーカー。IBMやオラクル、デル、ヒューレット・パッカード(HP)など世界有数のハードウェアメーカーは、2、3年前からコンピューターにリナックスを搭載して発売している。SAP、ベリタス、BEAなどリナックス環境に適したプログラムを開発しようとするソフトウエア企業の競争も激しくなっている。

世界的な株式取引網を持っているCSファースト・ボストンは先月、取引システムをリナックスに変えた。メリルリンチ社は交代作業を活発に行っている。天文学的な取引量を消化するウォール街にリナックスが進出したことは大きな意味を持っていると、専門家は分析している。これに先立ち、世界最大のネット書店であるアマゾン・ドットコム、ボーイング社なども、サーバーの運営体制をすべてリナックスに変えた。

映画会社のドリームワークスは、映画、シュレックを撮る過程で、複雑なグラフィックをリナックスで完璧に処理し、大ヒットした例がある。最近は携帯電話端末(PDA)やスマートフォン、セットトップボックスなどにもリナックスが搭載されている。

米国の市場調査会社であるIDCによると、97年に6.6%に過ぎなかったリナックスの企業サーバーのマーケットシェアは、去年27%に跳ね上がった。PC市場の占有率も10%に迫っている。

リナックスが脚光を浴びている理由は、価格がマイクロソフト製品の10%以下である上、最近になってプログラムの安定性が大いに強化されたため。今年に入ってリナックスにサーバーを交代したマインドブリッジ社の会長は「システムの交代で年間数十万ドルの節約が可能となった。システムの安定性のために2年前までは考えてもいなかった企業が、このごろは先を争ってリナックスに変えている」と述べた。



河宗大 orionha@donga.com