金大中(キム・デジュン)大統領の三男弘傑(ホンゴル)容疑者を逮捕したソウル地検特殊2部(車東旻部長検事)が今週、タイガープールス・インターナショナル(TPI)の政官界ロビー疑惑で、与野党議員らの召喚者を選別する作業に着手する。
検察は、近くスポーツくじ事業関連法改正と事業者選定の前後に、数万株のストックオプションを受け取り、TPIに迎え入れられた金大統領の次男弘業(ホンオプ)氏の友人オン氏と、元長官の議員時代の元秘書官ソン氏、元都市銀行頭取のキム氏、文化観光部元幹部チョン氏らを召喚して取り調べる考えだ。
検察はTPIが98年、99年にスポーツくじ事業者選定関連法案制定を前に、当時の国会文化観光委員会所属の議員と補佐陣に集中的に接触し、ロビーのために補佐陣の一部を会社の役職員として迎え入れた手掛かりをつかんだ。
検察はまた、TPI代表の宋在斌(ソン・ジェビン)被告が、スポーツくじ事業者に選定される直前の2000年12月〜2001年1月に、文化観光部と国民体育振興公団の関係者らに随時接続した証拠を確保したとされる。
宋被告は、事業者選定に直接的影響力を行使できる人物と随時電話で連絡しあっていたが、検察はこれを立証できる物証を確保したとされる。
検察はまた、逃亡中の金熙完(キム・ヒワン)前ソウル市政務副市長が宋被告から未来都市環境代表崔圭善(チェ・ギュソン)被告を通じて、事業者選定の請託とともに、TPI株式2万株余りを受け取った容疑をつかみ、捜査をしている。
検察は、金前副市長がスポーツくじ事業者選定を前に、与野党の政治家と文化部、公団関係者らに自らロビーした可能性が大きいと判断している。一方、検察は18日、弘傑容疑者を、宋被告からTPI事業者選定の請託とともにTPIと系列会社の株式11万4000株など計15億4400万ウォン相当の金銭を受け取った容疑(特定犯罪加重処罰法上のあっ旋収賄)で逮捕した。弘傑容疑者は同日午後9時20分頃、京畿(キョンギ)道・儀旺(ウィワン)市にあるソウル拘置所に入れられた。
李明鍵 gun43@donga.com