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国会、後半期の院構成で与野党対立

Posted May. 20, 2002 09:24,   

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第16代国会後半期の院構成に向けた議長、副議長などの選出時限(今月25日)を5日後に控えているが、野党ハンナラ党と与党民主党は、基礎的な交渉も始められずにいる。金大中(キム・デジュン)大統領の離党で、与野党の概念がなくなったからだ。

ハンナラ党は、院内第1党、第2党の構図へと変わっただけに、名実ともに「第1党としての権限」があるとしているのに対し、民主党は「事実上の与党」であることを強調している。

とくに、民主党と野党自民連は、咸錫宰(ハム・ソクジェ)議員が自民連を離党したのを機に、院の構成を6月13日の統一地方選挙以降に延期しようという姿勢を強調していることから、3党間の一勝負が不可避になるものとみられる。

▲民主・自民連の連合〓ひとまず民主党は、国会議長職は決して譲れないという構えでいる。運営委員長と予算決算委員長など国会の主要ポストもやはり手放せないという立場だ。民主党は、自民連との協力体制のもと、副議長1席を自民連の分として認めるようにし、国会議長と運営委員長を確保したいという戦略を講じている。国会議長には金令培(キム・ヨンベ)、趙舜衡(チョ・スンヒョン)、金元基(キム・ウォンギ)議員などが取りざたされている。しかし、民主党(115席)と自民連(14席)を合せても、ハンナラ党より少なく、実現する可能性は不透明だ。

▲ハンナラ党〓ハンナラ党は、以前は「与党の取り分」のようにされていた国会議長席だけでなく、主要常任委員長まですべて取ってきたいという計画だ。ハンナラ党は、25日までに議長、副議長を、29日まで常任委員長をそれぞれ選出するよう定めている国会法を前面に出し、早期決着を促している。

新任の李揆澤(イ・ギュテック)院内総務は「20日、民主党の鄭均桓(チョン・ギュンファン)総務と会って話し合うことにしている」とし「統一地方選挙の後に院を構成するというのは、常識外れな発想」だと釘を刺した。

ハンナラ党は、自党議席だけでも133席であるうえ、咸錫宰議員が加勢し、そこに1席だけ追加すれば、票決でも十分議長職を確保できるという計算だ。議長の候補としては、朴寛用(パク・クァンヨン)議員、副議長候補としては鄭昌和(チョン・チャンファ)議員などが取りあげられている。



崔永海 朴成遠 yhchoi65@donga.com swpark@donga.com