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アイルランド総選挙 極右が躍進

Posted May. 21, 2002 10:44,   

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アイルランドで17日行われた総選挙で、アハーン首相が率いる中道の政権与党、フィアナ・フォイルは過半数確保に失敗し、極右政党のシン・フェインが97年の総選挙より4議席多い5議席を確保した。

19日時点で、166議席のうち1議席に対する開票だけが残っているなか、与党フィアナ・フォイルは従来より3議席多い80議席(41.5%)を獲得して1位を守った。

一方、最大野党であるフィネ・ゲールは、97年より23議席を奪われた31議席に止まり、党結成以来最悪の選挙結果となった。マイケル・ヌーナン党首は開票途中、辞任した。フィナンシャルタイムズは「アハーン首相が率いるフィアナ・フォイルが、アイランドの経済成長をリードしたことに対し、フィネ・ゲールは明確な対案を示せなかったのが原因だ」と分析した。

少数党であるシン・フェイン、進歩民主党、緑党の躍進も目立った。進歩民主党は8議席(前は4議席)、緑党は6議席(同2議席)、シン・フェインは5議席(同1議席)を確保した。

与党フィアナ・フォイルは2週間後に予定されている組閣のためには、少数党との連立を避けられない。

当初、アイルランド共和軍(IRA)の政治組織であるシン・フェインの連立政権への参加が予想されたが、アハーン首相がシン・フェインに対して連立政権に参加するなら、IRAを解体するよう求めたため実現する可能性は低いとみられる。現地のマスコミは、進歩民主党の連理政権への参加が有力視されると分析している。



havefun@donga.com