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李天秀対オーウェン、若い血の激突へ

Posted May. 21, 2002 10:44,   

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「決して負けるわけにはいかない」

韓国サッカー代表チームの「ヤングガン」李天秀(イ・チョンス、21、蔚山現代)とイングランドサッカー代表チームの「ワンダーボーイ」マイケル・オーウェン(23、リバプール)。

サッカーの2002W杯本大会を10日後に控えた21日、済州道西帰浦(チェジュド・ソグィポ)競技場で行われる韓国とイングランドとの親善試合は、共通点の多い二人のスターが火花を散らすような自尊心対決を繰り広げるものとみられる。

天秀とオーウェンは多くの共通点を持っている。まず、チームで代表的な「若い血」と言われている。李天秀が1m72、オーウェンが1m75と、背たけが似ている。また、100mの走力では11秒台前半のスピード(李天秀)と10秒8の速い足(オーウェン)をもとに、思い切った突破で勝負に出るという共通点もある。ただ、李天秀は自信感を常に表に出す前向きなスタイルなのに対して、オーウェンは静かで、内向きだというのが違うだけだ。もちろん、世界舞台での知名度においては、李天秀がはるかに及ばない。

オーウェンは1988年のフランスW杯の時に、19才で、いくら度胸がすわった人でも足がぐらつくほど緊張するというW杯で、一躍スターに浮上した新世代スター。当時、強豪アルゼンチン戦でDF3人を振り切ってゴールを決めた瞬間を、未だに彼のファンは鮮明に覚えている。

今回のW杯予選でも、ドイツ戦でヘッドトリックを記録し、5—1の大勝を導くなど大活躍し、イングランドの本大会入りをリードした。これに対し、李天秀はつい最近まで、チームでも主力選手の座をめぐって激しい競争を展開しなければならなかった。

しかし、「恐れを知らない新世代」李天秀には彼の有名税にい縮する気配はまったく見られなかった。背たけとスピードもほとんど同じであり、十分に対戦できると自信を持っている。

李天秀は「私はオーウェンをよく知っている。しかし、彼は私のことを知らない。今回、私がどういう選手なのかをはっきりと示す」と豪語した。とくに李天秀は全世界が注目しているイングランド戦で、見事なプレーを披露して、個人的に念願しているヨーロッパ進出の土台を作ると意気込んでいる。

李天秀は16日に行われたスコットランド戦で、前半14分、幻想のドリブルでDFとGKまで振り切って先制点を挙げ、負傷による今までの不振を乗り越え、上げ潮に乗っている。

一方、オーウェンの決意は格別なものがある。事実、韓国チームについては知っていることはあまりない。ただ、イングランドに比べると、戦力は下だいうぐらいだ。しかし最近、韓国サッカーがヒディンク監督の指導のもとで上昇基調に乗っているという外信の報道があり、彼も決して安心できない状況となっている。

それに、チームの看板で、キャプテンであるベッカムが負傷したことで、今回の親善試合のキャプテンまでを担うこととなり、責任が重くなった。オーウェンは「韓国戦は私たちが再び集中力を伸ばせる絶好の機会だ。見事は試合を行って日本でW杯の優勝を狙う計画だ」と話した。



梁鍾久 yjongk@donga.com