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米国でも自爆テロの可能性 FBI長官

Posted May. 22, 2002 11:31,   

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米国で新たなテロへの警告が相次いでいるなか、今回はイスラエルのように公共の場所で爆弾を爆発させて自殺するといった自爆テロが発生するだろうという警告が出ている。

米連邦捜査局(FBI)のモラー長官は20日、ワシントン郊外のバージニア州アレキサンドリアで開かれた全国地検会議での演説で、質問に答え「将来、自爆テロが米国内で起きることは避けられないだろう」との見方を示した。

同長官は冒頭のコメントで「他のテロ攻撃があるはず」と述べたうえで「(今後)別のテロ攻撃があり、われわれはそれを止められないだろう」と語った。

モラー長官は、イスラム過激派などテロ組織で狂信性の度合いが高まっているため、テロ組織内部に密告者を潜入させたり、獲得することが困難になっていると指摘。同長官の指摘は、米国が使用できるこれと言った情報がないため、国際テロ組織、アルカイダが新たな対米テロを計画していることを示唆する最近の諜報に対処し難いとした前日のチェイニー副大統領の警告に続いて出てきたもの。

この日、上院情報委員会のグレイアム委員長も、米国は今後の数年のうちに、もう一つのテロ攻撃に直面するようになることがほぼ確実視されると述べた。

グレイアム委員長は「今後3〜5年間に、米国内で他のテロ攻撃が起きることは、ほぼ確実視される」と述べており、シェルビー副委員長(共和党)も「場所と時間などの詳細は分らないが、今後の数年内に攻撃があると確信できる十分な理由がある」と明言した。



韓起興 eligius@donga.com