最高検察庁中央捜査本部(金鍾彬検事長)は23日、金弘業(キム・ホンオプ)アジア太平洋平和財団副理事長の同窓である金盛煥(キム・ソンファン)前ソウル音楽放送会長が、夫人シン某氏の会社に金弘業氏の秘密資金とみられる6億ウォンを隠匿していた事実をつかみ、資金の出所を追跡している。
これによって、金盛煥容疑者が隠匿していたと推定される金弘業氏の秘密資金の規模は、10億5000万ウォンにのぼる。
検察関係者は「金弘業氏が金盛煥容疑者に渡したカネが複雑にマネー・ロンダリングされており、資金の出所を追跡するのに時間がかかっている。サッカー・ワールドカップ大会が始まる5月末までに、金弘業氏を召喚できない可能性もある」と述べた。
金盛煥容疑者は、検察に召喚される1カ月前の今年4月初めに、夫人の経営する会社W実業に保管してあった6億ウォンを金容疑者本人が設立したアラームコンサルティングに送金し、そのカネでコスダック登録企業のK社の株を購入していたことが明らかになった。
検察はまた、金盛煥容疑者が2000年6月にD建設社長のK氏から、高陽市一山区(コヤンシ、イルサンク)カジャ地区のアパート建築事業の許可が下りるように便宜を図るよう依頼を受け、その見返りに1億ウォンを受け取った事実も突き止め、このカネが金弘業氏に渡ったかどうかも捜査している。
丁偉用 viyonz@donga.com